Nintendo携帯ゲーム機の生い立ち1
2019.02.08 お役立ち情報
みなさん、こんにちは。
本日は任天堂(Nintendo)が発売した携帯ゲーム機の生い立ちを紹介したいと思います。
任天堂は玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売を行う日本の企業です。
TOPIX Core30の構成銘柄にも選ばれています。
任天堂初の携帯型ゲーム機は「ゲーム&ウオッチ」という機種で、1980年に発売されました。
ゲームソフトは本体内ROMに書き込まれており、カートリッジ交換をして様々なソフトを遊んだりは出来ない機種でした。
ゲームをしない間は時計として使えるため、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来になっています。
後に、アラーム機能も実装されています。
第1作は「ボール」というゲームで、手元で遊べる手軽さが受けて社会現象にもなり、日本での売上総数は1287万個、日本国外では3053万個の合計4340万個という、大ヒットを記録しました。
その後、1989年に発売されたのは「ゲームボーイ」です。
「ゲーム&ウオッチ」の次世代ゲーム機として販売した商品です。
エポック社からは発売されたゲームポケコンに次ぐROM交換方式の携帯ゲーム機です。
画面はSTN反射式のモノクロ液晶が採用され、異なるゲームのあらゆる表現に対応する液晶表示として、細かい表示セグメントを縦横に格子状に敷き詰めたドットマトリクス式を採用しました。
STN液晶は反射に弱いため、画面コントラスト調整ダイヤルがついています。
コントラストを弱くするほど電池の持ちが良くなります。
ゲームボーイの液晶は寿命が短いため、「スーパーマリオランド」や「アレイウエイ」などのようにプレイヤーの残り数が固定位置に表示されるソフトは、残り表示が見えにくくなることがありました。
初代ゲームボーイには「パイロットランプ」が搭載されており、このランプを安定して点灯させるための電圧が電池から得られなくなると、次第にこのランプの光がチカチカするので、これによって電池を交換するタイミングが分かるようになっていました。
「ゲームボーイ」の同時発売ソフトは「スーパーマリオランド」「アレイウエイ」「ベースボール」「役満」の4本でした。
1996年には「ゲームボーイポケット」が発売されました。
ゲームボーイを小型軽量化して、液晶機能の向上と背景色変更による画面の視認性向上が図られています。
開発に関して徹底的なコスト削減が図られ、価格は初代ゲームボーイよりも安くなりました。
1998年4月には「ゲームボーイライト」が発売されました。
ゲームボーイポケットと同じサイズで画面にバックライトを搭載しているモデルになります。
1998年10月には「ゲームボーイカラー」が発売されました。
ゲームボーイの上位互換機として開発されたため、ゲームボーイ用のソフトも動作可能です。
画面が4階調モノクロだったゲームボーイに対して、32,768色中最大56色が表示可能になりました。
ただし、56色まで表示されるのはゲームボーイカラー専用もしくは、ゲームボーイ&カラー共通として発売されたソフトのみで、以前のソフトは4~10色のカラーが割り当てられます。
ディスプレイはシャープが開発した反射型カラー液晶「スーパーモバイル液晶」を採用し、従来のカラー液晶と比べてバックライトを持たないため省電力化されたほか、屋外での視認性が向上しています。
従来の機種にあったコントラスト調整ダイヤルは液晶の視認性が向上し、ユーザーが調整する機会が減ったため、触れにくい位置に移動しています。
追加された機能として、赤外線通信機能があります。
カラー液晶ディスプレイ搭載の携帯ゲーム機としては、1990年のセガのゲームギア、NEC-HEのPCエンジンGT以来8年ぶりのリリースとなりました。
また、ストラップホールが初めて実装された任天堂の機種にもなります。
2001年には「ゲームボーイアドバンス」が発売されました。
専用ソフトの他にゲームボーイやゲームボーイカラー用のソフトを遊ぶことも可能です。
ハードウェアの能力はスーパーファミコンを大きく上回り、2.5D(疑似3D)表現もこなせるため、スーパーファミコン用として発売されたゲームの移植やリメイクも可能になり、スーパーマリオアドバンス2など多くの移植やリメイク版のゲームが発売されています。
液晶画面も応答速度が早くなっており、従来のゲームボーイ用ソフトも画面の残像を排除して遊ぶことが可能になっています。
ゲームボーイシリーズと高い互換性を持ち、赤外線通信を除くゲームボーイカラーの全ての機能を継承しています。
ゲームボーイアドバンス用のソフトは、ゲームボーイ・ゲームボーイカラー用ソフトに比べて一辺が短く、それまでのゲームボーイなどのスロットに入れても電気的につながらなくなっています。
2003年には「ゲームボーイアドバンスSP」が発売されました。
ゲームボーイアドバンスの上位機種として位置づけられています。
本体を折りたたみ型にして携帯性と液晶保護性能を高めた他、液晶がフロントライト付き反射型TFTカラーになり、周囲が暗い場所でも画面が見やすくなりました。
この折りたたみ式デザインにより2003年度にグッドデザイン賞を受賞しています。
このデザインは、ゲーム&ウオッチのマルチスクリーンでも同様のものが採用されており、のちに発売されたニンテンドーDSをはじめとする携帯ゲーム機に受け継がれています。
電源は内臓のリチウムイオン二次電池になりました。
ゲームボーイシリーズとしては、乾電池ではなく、初めて充電式の二次電池が採用された機種になりました。
取扱説明書に交換方法が記載されており、リチウムイオン電池は任天堂公式サイトか、任天堂から直接交換部品として購入することが出来ます。
約3時間の充電で、通常は10時間、フロントライトを切ると18時間の動作が可能です。
フロントライトは初期型ゲームボーイアドバンスでは消費電力の問題を解決できずに見送られましたが、この頃より爆発的な普及を見せ始めた携帯電話の影響で二次電池の性能が飛躍的に向上し、カラー画面でフロントライト使用時の消費電力に耐えられるものが登場したため、搭載が実現しました。
このため、ゲームボーイシリーズの中では重量は最も重くなっています。
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
- 住所
- 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-26-14 第2宮島ビル2F
- 営業時間
- 10:30〜19:30 (無休)
- hakata@smahospital.jp
<<前の記事
任天堂Switchジョイコンの買い換えよりも、修理の方が安い!-
次の記事>>
任天堂ゲーム機の3DSの修理も当店にお任せあれ♪