いつでもどこでもゲームが楽しめるSwitchですが、お風呂の中で使っていませんか?Switchを含む任天堂のゲーム機は防水機能は備わっていません。防水でないゲーム機をお風呂で使うとどうなってしまうのでしょうか…今回はSwitchをお風呂に持って入ってはいけない理由を修理のプロ目線でご紹介します。 お風呂の湿気によって内部が水没してしまう危険性お風呂に持ち込んでもお湯に浸からなければ大丈夫!と思っていませんか?暖かい空気を含んだ湿気が入り込んだSwitchをお風呂から上がって涼しい場所へ持っていくと、内部で結露が発生して湿気が水の成分になってしまいます。また、Switchは内部で発生する熱を外部へ逃すための冷却窓があります。他にもゲームカードやSDカードを差し込む部分など、本体には複数の穴が存在します。この穴から水や湿気などが入り込んでしまうと簡単に水没してしまいます。 Switchが水没するとどうなる?水没してしばらくは普通に使えることが多いです。しかし数分、数時間ほどで急に電源が入らなくなってしまいます。水気が汚れとなって内部の基板に入り込み、電気の流れを妨害することで通電できなくなってしまいます。水没から数日経つと内部でカビが発生して本体内部で繁殖し、基板と繋がっている部品なども壊れ始めます。 どうしてもお風呂でゲームを楽しみたいなら…Switchやスマホなどの電子機器は水が大敵です。一度水没した電子機器は二度と水没する前の状態には戻せません。修理のプロ目線から言えるのは、電子機器をお風呂に持ち込まないようにしてください!ということです。しかし、どうしてもお風呂でSwitchを使いたいという方もいらっしゃいます。雑貨ショップや100円均一などで防水袋(ジップロックのようなもの)が売っているので、そういったアイテムを使えば防水をある程度防ぐことはできます。しかし、袋内部で結露が発生してしまうこともあるので決してお勧めはできません。(ご使用は自己責任でお願いします…!) もしSwitchを水没させてしまったらどうする?Switchを水没させてしまった時はすぐにお近くのゲームホスピタルへご相談ください。ゲームホスピタルでは水没して電源が入らないSwitchの復旧修理も承っております。水没後、時間が経つと内部で汚れやカビが発生するため復旧率も下がってしまいます。水没した後は時間との戦いです。できるだけ早くご相談いただければと思います。