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Appleが任天堂を買収する？ という噂が投資家の間で広がっているようです。根拠としては、任天堂株を保有する京都銀行が持ち株を売り出したため。どちらも世界的に有名な企業なので、本当に買収されればその影響はかなりのものになるでしょう。
参考記事
しかし現時点ではあくまで噂であり、どこまで本当なのかは未知数です。筆者個人の見解としては、色んな意味でウマが合わないのではないかと感じます。日本とアメリカの企業ということで商習慣や文化の違いもありますし、一方はスマートフォンやパソコンメーカー、もう一方はゲーム機メーカーです。コンピュータという点では同じですが、かなり分野が違う印象ありませんか？　SQUAREとENIXが合併したときとは全く異なります。両社の熱狂的な信者がそうなってくれたら良いなーと言っているだけ……とすら思えます。
先日Appleが発表したApple Arcadeは100タイトル以上の独占ゲームを公開予定ですが、その中に任天堂は含まれていませんでした。iPhoneで任天堂のゲームをプレイしたい人の願望ではないでしょうか。

Nintendo Switchの修理はスマホスピタル マークイズ福岡ももち店でも承っていて、以前にも記事にしましたが一番多いのはJoy-Conの修理です。スティックやボタン基板の交換など、慣れたスタッフなら20分程度で完了する作業です。もちろん店舗の込み具合や状態にもよるのでご来店の際は余裕を持ってお越し下さい。反対にご依頼があまり多くは無く、難易度の非常に高い修理として充電口の交換があります。Switchの充電口はMicroUSB Type-Cを採用しており、ミドルレンジ帯のスマホでも多く採用されているので、”似てるけど充電ケーブルを使いまわしできるのかな？”と思ったことのある方いらっしゃるのではないでしょうか。次期iPhoneでも現行のLightningコネクタから変更されるという噂が以前からあり、iPad Pro第3世代で実際に採用されたので、いずれは完全に移行するつもりと見ることが出来ます。
充電口修理が何故難しいかと言うとメイン基板に直接はんだ付けされており、破損状況によってはプリント基板のパターンが剥がれてしまいます。剥がれてなければ付け替えて改善も可能なのですが、どうやら剥がれやすい模様。設計上耐久性が低いのかもしれません。どうしても剥がれやすく改善が難しいのだとしても、別パーツ化されていれば簡単に交換できるのですがそれもなく……。
Switchの性能向上版や廉価版の発売が噂されています。できれば流用ではなく再設計して、充電口交換しやすくしてほしいですね！

下写真は実際に修理したSwitchの、分解を済ませた状態です。奥側端の真ん中にある銀色が件の充電口。ヒートシンクやソフトトレーも外しており、もう少しでメイン基板を本体から取り外せる、というところで撮影しました。この写真ではスピーカーや手前側のケーブルがまだ繋がっているので、これを外さなければなりませんね。気付かず基板を外そうとして無理に引っ張るとケーブルがちぎれてしまうので注意が必要です。
自分で修理しようという方は焦らず慎重に、なかなか外れないときは、外し忘れているネジやケーブルがないかもう一度確認しましょう。それでも外れないときはツメが基板にひっかかっていたり、粘着剤やCPUグリスで貼り付いているという場合もあります。メジャーな機種なら分解動画がYouTubeに上がっていることも多いので検索して確認するのもよいはず。

メイン基板を取り外し、はんだごてを使って充電口を交換します。最初は起動こそしたものの充電ケーブルを挿しても反応せず、やはり修理前からパターンが剥がれていたかと思われましたが、念の為別のケーブルを挿してみると……やはり反応せず。駄目だったか……と思ったら電源タップがコンセントに刺さっていませんでした。改めて電源タップをつなげると無事反応。うん、まあ……稀によくあるよね！