冷却ファンから異音のするswitchの修理。高熱スリープを頻繁に繰り返す場合は要注意!
2022.03.28 修理速報 Switch 冷却ファン交換修理 , Nintendo Switch
本日は本体が熱くなり、冷却ファンから異音のするswitchの修理についてです。
冷却ファンから異音がするとなると、プラスチック素材の冷却ファンが熱で溶けてしまい回転を妨げるような形で癒着してしまっている可能性が高いです。
これは分解して、冷却ファンの部分を手で回してみると比較的簡単に分かります。
正常な冷却ファンであれば、手で回転させると時計回り反時計回りともスムーズに回りますが、上記のように溶けて癒着している場合は回転が非常に悪いです。
その判断をするためにも早速分解をして行きましょう。
外装カバーを外し、金属性のミドルフレームを外すと冷却ファンがすぐに見えてきます。
取外しにはヒートシンクとゲームソフトトレイの基板を外す必要があるので、そちらを先に取り外します。
後は冷却ファンを交換してみて、switchを起動し、冷却ファンが回転してくれるかを確認します。
通常であれば、起動数分もすれば回転してくれるので、組み上げてしまう前に仮組み状態で確認します。
…問題なく回転してくれているようですので、これで修理完了ですね。
switchの排熱の問題は、
①冷却ファン周りにホコリなどのゴミが溜まってしまう
②冷却ファンが回っていても排熱機構が上手く働かない
③排熱が上手く働かないので冷却ファンの回転軸付近が溶けて癒着する
④冷却ファンの回転が悪くなり、排熱機能が更に悪くなる
といったような悪循環により、高熱スリープが起こりやすくなるパターンが多いです。
初期の状態であれば、ホコリなどの除去に冷却用のグリスを塗り直したりすることで改善する場合もありますが、そのまま放置していると冷却ファンだけではなく、メイン基板などが熱で湾曲して、メモリ部分が接触不良を起こし、ブルースクリーンになってしまったり、電源が入らなくなってしまったりする可能性も出てきます。
高温スリープを頻繁に起こしているようであれば、出来るだけ早く分解・清掃や冷却ファンの交換をしてあげた方が良いでしょうね。
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