任天堂switchのSDカードの認識不良の原因は?
2022.07.28 修理速報 Switch 内部クリーニング , Nintendo Switch
本日は、SDカードが頻繁に抜けてしまったと認識されてしまうswitchの修理についてです。
SDカードの認識不良は、部品の問題のほかにもSDカードスロット基盤のコネクタの受け口部分の破損が原因の場合もあるので、修理ご依頼の際には基板修理となる可能性もある厄介なところでもあります。
基本的には、該当部品を交換してみたり、部品の取り外しの際に基板コネクタ受け口のピンが一緒に抜けてしまったりしないかを確認して、修理完了か基板修理かとなることが多いのですが、今回は何と症状が再現せず…。
そうなるとSDカード由来の症状の気もしてきますが、SDカードを新品にしても症状が変わらなかったとのこと。
後は考えられることとしては、SDカードスロット基盤内部に入り込んでしまっていたホコリが輸送の際の振動などで取れて、症状が改善したくらいなものです。
症状は確認出来なかったとはいえ、内部は大分ホコリまみれ…
このままでは、冷却ファンの不良や最悪ブルースクリーンと呼ばれる起動後画面が真っ青になってしまう症状が出てきてしまう恐れもありますので、内部クリーニングや冷却用のグリスの塗り直しをさせて頂きました。
この状態で再度症状を確認。
wifiに繋ぎ、ダウンロードソフトをSDカードに入れ、ゲームを起動。
1時間ほど起動した状態にしてありましたが、SDカードの認識不良は起きませんでしたので、ひとまずはこれにて作業終了となります。
switchは本体裏側の下部にある吸気口から空気を吸い込み、上部の排気口から排熱をするという構造上、ドックなどにセットしている状態だとかなりホコリを吸い込みやすい状態となります。
ドックを床に直接置かないようにして、かつドック周囲はホコリが溜まらないようにするだけでも大分ホコリが溜まりにくくなるかと思います。
内部に溜まったホコリは色々な故障の原因となってきますので、ご注意して頂けましたらと思います。
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