液晶画面に横線が入って、画面が見えづらくなってしまったswitchの修理について
2022.12.17 修理速報 Switch 液晶画面交換修理 , Nintendo Switch
本日は、液晶画面に横線が入るようになってしまい画面が見えづらくなってしまったswitchの修理についてです。
見た目から割れや液漏れが見受けられないので、画面以外の部品の故障では?
とお考えだったようですが、画面以外の部品の故障の場合、そもそも画面が映らなくなってしまう可能性の方が高いです。
まぁ、水没などしていて、液晶画面のコネクタ部分が腐食していたりしたら、考えられなくもないかもしれませんけどね。
ともあれ、分解して、液晶画面を交換して、確認してみましょう。
まずは、本体裏側の外装カバーと内部の金属プレート、SDカードスロット基盤を外して、メイン基板からバッテリーの接続を解除してやります。
次は、液晶画面の交換となるのですが、液晶画面のケーブルはメイン基板の下側を通っております。
メイン基板を外さずに作業することは難しいので、メイン基板の取り外しとなります。
ヒートシンクを外して、メイン基板に繋がっている冷却ファンやゲームカードスロット基盤、電源ケーブルやアンテナ線などを取り外して、メイン基板を持ち上げられるようにしましょう。
ここまでが準備段階、次がメインとなる液晶画面の交換作業となります。
液晶画面は表側タッチパネルを外して、その下側にある液晶画面を交換するという手順となります。
タッチパネルは結構強力な両面テープで固定されているので、ヒートガンなどで温めてやると作業がしやすいですね。
また、個体差がありますが、タッチパネル側に液晶画面がくっついてしまっているものもございます。
液晶画面を交換する場合であれば、液晶が割れてしまっても大した問題ではございませんが、外装を交換する時などは、タッチパネルの取り外し時に液晶画面を割ってしまわないように要注意ですね。
液晶画面が交換出来たら、元通りに組み立て直して、動作確認です。
…無事、画面が映るようになり、タッチなどの機能にも問題が見られませんでしたので、これにて修理完了です。
switchの液晶画面は、分厚いアクリル製のタッチパネルに守られているため、意外と割れずらいです。
ただし、踏んでしまったりといった局所的に力が加わった際には、タッチパネルが無事でも液晶が駄目になってしまうということもございます。
液晶画面の交換となると意外と高額な修理になってしまいますので、小さなお子様がお使いの場合には難しいかもしれませんが、大事に取り扱って頂きたいところですね。
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