本日は、Aボタンが効きづらくなってしまった2DSの修理についてです。
今回の症状としてはボタンの感触自体はあるけれども、強く押さないとボタンが反応しない状態。
Aボタンは他のボタンなどと比べると酷使するところでもあるので、故障しやすいところなんですよね。
こういったタイプの携帯ゲーム機のボタンが効きづらい場合、
①中に入っているラバー部品が劣化している
②銀色のボタンシールと呼ばれるものと基板との接点部分が焦げ付いて反応が悪くなっている
➂基板部分のボタンとの接点部分がサビ、カビ、焦げなどによって接触不良を招いている
といったようなことが考えられます。
2DSとなってくると、バッテリーやスライドパッド以外の部品ともなってくると中々入手が困難なのですが、今回は店頭に2DSのジャンク品がございましたので、場合によってはそちらからの部品取りでの対応となりますね。
では、実際の作業工程へと移りましょう。
まずは本体裏側のバッテリーカバーを取り外して、バッテリー及び隠しネジを含めた各種ネジを取り外して、外装カバーを取り外してしまいます。
外装カバーの取り外し時には、カメラのケーブルが繋がったままなので、勢いよく開けてしまうとケーブルの断線の恐れがあります。
慎重に開けて、まずはカメラケーブルを取り外しましょう。
次は基盤の取り外しです。
基板の裏側にボタンのラバー部品や基盤とボタンとの接点部分が隠れているので、各種ケーブル等を取り外して、基板を取り外します。
…ラバー部品が劣化しているとボタンとの接点部分がポロっと取れてしまうのですが、今回はこちらは特に問題なさそうですね。
となると、ボタンシールの交換が必要かと思いきや、2DSにはボタンシールがついておりませんでした。
Aボタン部分と基板との接点部分を確認してみると、他のボタン部分と比べると若干汚れておりました。
接点部分をアルコールと接点洗浄剤と呼ばれるものを用いて清掃してみます。
ここまで分解したついでに他のボタン部分についても清掃しておきましょう。
後は元通りに組み立て直して、動作確認ですね。
…Aボタンの効きがかなり良くなりました!
これにて修理完了ですね。
2DSやNew2DSLLは、3DSシリーズと比べると交換部品の市場流通が少なく、修理対応が難しいという修理店も多いかと思います。
当店ではそんな2DSシリーズの修理も請け負っております。
ただし、修理箇所によっては、交換部品の入手が難しく修理費用が高額になってしまったり、部品の手配にお時間がかかってしまうというようなこともございます。
ここら辺は故障個所によりけりなので、気になる方はお気軽にご相談して頂けましたらと思います。
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