SDが読み込まなくなってしまったswitchの修理について。基板側のコネクタ受け口の故障が原因のこともございます。
2023.07.03 修理速報 Switch SDカードスロット交換 , Nintendo Switch
本日は、SDカードを読み込まなくなってしまったswitchの修理についてです。
SDを読み込まない原因としては、次のようなことが考えられます。
①SDカードスロット部品のコネクタ抜け
②SDカードスロット部品の故障
➂SDカードスロット部品のコネクタ受け口の故障
①、②の場合は、修理工程自体は簡単なため、そこまで高額な修理費用にはならないのですが、➂の場合、基板側の手直しが必要となってくるため、時間と費用がそれなりにかかってしまうのが難点…
かといって、SDカードの記録は他のswitchには持っていけないので、修理しない場合、SDのデータを諦めないといけないというのも困った仕様ですね。
症状を確認するだけでは、何が原因なのかの特定は難しいので、さっそく分解して内部を確認していきましょう。
とはいえ、外装カバーを外せば、もうSDカードスロット部品が見えてきます。
こちらの部品の取り外しは、ケーブルを引っ張ったりすると、ケーブル内部の断線やコネクタ受け口のピン抜けの原因になりかねないので、スパッシャーと呼ばれるプラスチック製のヘラのようなもので、下から持ち上げるように丁寧に取り外します。
ここでコネクタ受け口の確認です。
…右下のピンが2本抜けてしまっておりますね。
これが原因でSDの読み込み不良が起こっていたのでしょう。
通常、こちらを手直しするかコネクタ受け口そのものを交換して修理することになるのですが、金額面と修理期間の面で今回は修理断念となりました。
今回のような、SDカードスロット部品コネクタ受け口のピンの抜けは2017年2018年モデルなどの比較的古い機種に多い故障です。
とはいえ、新しめのものでも基板が原因の認識不良があったりもするので、新しめの機種ならば大丈夫とも言えないのが困ったところ。
少々の作業工賃は必要となりますが、原因箇所の特定をして、基板修理になるようであれば、修理を断念するということも可能ですので、同様の症状でお困りの際にはお気軽にご相談して頂けましたらと思います。
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