Switchを使っていて人によっては何事も不具合なくお使いになられていることかと存じ上げますが、中には様々な不具合・故障が出てしまった、なんて方もいらっしゃるのではないのでしょうか。・内部の液晶が割れてしまってシミ・ノイズ・ブルースクリーンが出てきてしまう・画面が真っ暗 ・タッチが出来ないなど、故障のケースは様々でございます。なので今回は、様々な故障のケースとその修理内容についてご案内いたします。 その1,画面が暗い時に確認すること そもそも起動できないのに何を確認するのというお話ですが、実際お伺いしてみると部品起因で起動できないというのが多いのも事実です。頻繁にお伺いする状態としましては、・本体から音は聞こえるけども何も映らない・充電ケーブルを挿しても何も反応しないなどの症状です。これらの症状に関しても、中の映像がフリーズしているだけという可能性もございますので、強制再起動で改善できる可能性もわずかながらございます。公式のやり方だと、「電源ボタンを12秒押した後に、再度電源をオンにする」といった順番です。これで起動できるようであれば、システムの一時的なエラーだと思われますが、この方法で改善できないとなると部品起因の可能性が高くなります。 その2,画面が暗い時の原因の切り分け方 原因の大半は、冒頭にも記載しているように液晶パーツ不良かバッテリー不良かで大別されます。しかしながら、当店にお持ち込みいただく方々がすべてこの内容を把握いているのかというとそういうわけではございません。事実、ご来店いただいた時に確認してみると実は液晶パネル単体の不具合だったりとか、充電口が原因だったりするわけです。なので、簡単な切り分けとしては・液晶要因→画面がひび割れていて蜘蛛の巣状態になっている、黒いシミや色のついた線が出てくる、画面は真っ暗だけれども中から音は鳴る ・バッテリー要因→充電ケーブルを挿しても任天堂のロゴマークが出ない、特定のパーセンテージを下回ると急に電源が落ちてしまう・充電口要因→充電反応は出るが充電が溜まらないor充電反応が出ない、違うケーブルを挿しても同じようになる以上のような切り分けでも改善できないのであれば、複数箇所で不具合が起こっている可能性や基板自体が故障している可能性がございます。 その3,画面破損について 上記でもご案内したように、画面内に黒いシミや色のついた線、蜘蛛の巣状に割れてしまっているというのであれば、内部の液晶交換で改善できる可能性がございます。しかしながら、「なぜ表面のパネルが割れず内部のパネルが割れやすくなってしまっているのか?」と思われる方も多いのではないのでしょうか。これについては、単純に内部の液晶パネルと外部のタッチパネルの素材が違うという理由です。Switchに取り付けられているパネルはアクリルパネルでございます。しかし、落としてもここだけが割れないというのが「タッチパネルが液晶パネルに比べ、より厚みがある」という理由です。また、Switchの液晶自体フレームの隙間からケーブルを通して接続している為、がっちりとネジ止めされているわけではなく、衝撃などを加えてしまうとフレームに接触してしまい、内部の液晶が破損してしまうというのが考えられます。 この様に、液晶単体が破損してしまっても部品交換で改善できる可能性がございます。また、当日最短60分前後からでご返却が可能でございます。 その4,ブルースクリーンによる液晶表示バグ画面パーツを差し替えても起動・動作できない症状ですが、基板本体以外にも接続部分である「コネクター」にも不具合をきたしている可能性がございます。例としてバッテリーが接続されている画像を載せているのですが、この4本のケーブルが繋がっている白いプラスチックパーツをはめているのがコネクタと呼ばれる箇所でございます。ここのパーツに不具合が起こってしまっているとパーツが認識できないのと、駆動パーツのコネクタに不具合が起こってしまっていると通電しない・映像も映らないといったことの故障内容です。しかしながら、このコネクタに関してはすぐに交換ができるものではなく、そもそも交換用パーツとして用意があるわけではないので店舗での対応が難しくなってしまいます。しかしながら、1カ月近くのお日にちでお預かりさせていただくことが前提になりますが、県外に構えている作業場であれば修理対応は可能です。こちらに関しては特殊な内容になりますので、一度お問い合わせいただければと思います。 今回様々な要因で、Switchが起動できなくなる例を挙げていきました。その中でも多くは部品起因で発症しているものですが、上述したように基板要因で発症しているものもございます。直る直らないに関しては、どうしても作業させていただかない限りにはなんともといった感じですが、対応させていただける限りは、交換できるパーツは仮付けを試してみてどうなるのかをお客様にお伝えすることもできますし、基板修理に関しても、お日にちさえいただけるのであればそちらの修理も是非とも対応させていただければと存じます。また、電源が点いている状態での修理にかかわらずデータのバックアップが取れるソフトに関しては常にバックアップを取られることを、是非とも推奨いたします。