電源の入らないswitch…その原因は?
2022.03.02 修理速報 Switch 液晶画面交換修理 , Nintendo Switch
3/1(火)は、電源が入らずに画面が真っ暗なままなswitchの修理についてです。
急に電源が入らなくなってしまったので、修理にお持ち頂いたとのこと。
さて、画面が真っ暗な状態のswitchですが、こうなる原因はいくつか考えられます。
①そもそもバッテリーが空なっている
充電ケーブルをさしても反応しないという場合でも、充電ケーブル自体が断線している場合やバッテリーの劣化により反応がない場合、充電口に問題があり充電ができずにバッテリーが空になってしまっている場合なども考えられます。
電源が入らない場合はまず充電してみて、充電マークが出るかを確認。
出ない場合は他の充電ケーブルを使ってみたり、他のswitchを充電してみたりして、充電ケーブルに問題がないかを確認しましょう。
②画面が真っ暗な状態でフリーズしている
この場合、充電ケーブルをさしても何の反応もないので、完全に故障してしまったと思ってしまいそうですね。
分かりづらいですが、液晶画面のバックライトが付いていたりもするので、暗いところだと確認しやすいかもしれません。
対処法としては、電源の長押しで強制終了⇒再起動です。
電源を12秒ほど押し続けているとswitchを強制終了させることが出来ます。
基板やソフトウェアが根本的な問題でない場合は、これで改善することもあります。
③液晶画面の故障
排熱などに問題がある場合は、落下などの物理的な衝撃がなくとも壊れることもあります。
複合的な故障でなければ、電源オンで音はなっていたり、TV出力は出来たりもするので
判別はしやすいですね。
こうなると液晶画面を交換するしか手はありませんね。
④基板の問題
水没などが原因で内部でショートしてしまったり、熱がこもってしまい基板上の部品が壊れてしまったりなどが原因となります。
水没が原因であれば、基板の洗浄をしてやれば、もしかすると直ることもあるかもしれませんが、基本的には基板修理になってしまうかと思います。
さて今回の修理案件はというと、実は音がなっていたので、液晶画面の故障でした。
とはいえ、外装カバーの排熱部分が変形していたので、排熱の問題もあったようです。
冷却ファンなどの交換が必要なければ良いのですが…
外装カバーを外し、内部を確認してみると大分ほこりが詰まっています。
これが原因で排熱が上手く行かず、遂には液晶画面にまで影響が出てしまったようですね。
冷却ファンも電源が入っていない状態で動きが悪いことから恐らく内部ブラスチック部分が溶けて固まってしまっていますね。
こうなると冷却ファンの動きも悪くなるので、熱が大分こもりやすい状態だったのかと思われます。
こちらも交換が必要になりますね。
次は液晶画面の交換です。
switchの液晶画面はタッチパネルと分離しているので、タッチパネルはそのまま使用が可能です。
ただ、タッチパネルはもの凄く強力な粘着テープで固定されており、またその粘着テープからタッチパネルを分離させる際に誤ってケーブルを切ってしまいやすいという交換がしにくいところでもあります。
ケーブルまで切ってしまうとタッチパネルまで交換する必要が出てくるので、ケーブルの位置をよく確認しながらタッチパネルを外していきます。
タッチパネルも無事取り外せたので、後は液晶画面を交換して動作確認ですね。
交換後は無事電源もつき、冷却ファンもきちんと回るようになっているので、修理完了です。
switchは排熱が出来ない状態で使い続けていると、色々なところに問題が生じたりしてしまいます。
出来れば分解して冷却ファン周りを掃除して欲しいところですが、自分で分解するのは難しいという方は当店でメンテナンス作業として、清掃&グリスアップも可能なので一度ご相談して頂ければと思います。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
- 住所
- 〒923-0801 石川県小松市園町ハ23-1 アル・プラザ小松2F
- 営業時間
- 10時~20時 (第2・第4水曜定休日)
- komatsu@smahospital.jp