ゲームカードを読み込まないNintendo Switch。スマホスピタル博多駅前でソフトトレー交換しました!
2019.01.09 修理速報 据え置きその他修理 , Nintendo Switch
スマホスピタル博多駅前はNintendo Switchや3DSシリーズなどゲーム機、スマホ、タブレットの修理を博多駅博多口より徒歩5分にて承っております。郵送がほぼ必須で平均1週間以上預けることになるメーカー修理と違い、預かったその場で修理するため短期間で済むことが最大のメリットになります。もちろん在庫状況次第では入荷待ちとなります。iPhone、iPad、Xperia、3DS、Switchなどは在庫が多いので飛び込みでも即日対応可能な場合が多いですが、なるべく早めにお問い合わせ下さい。
Nintendo Switchのソフトが読み込めなくなった、という修理ご依頼がありました。実際にソフトを挿入してみても “ゲームカードが読み込めませんでした。” という表示で、やはりご申告どおり認識されません。念の為再起動してみても改善がなく、他のソフトを挿しても同じなのでSwitch本体に原因がありそうです。ちなみにSwitchは電源ボタン3秒長押しで電源オプションが表示され “電源OFF” を選べますが、実はもう一つ手段があり、フリーズで操作を受け付けなくなったときなどは電源ボタン12秒以上の長押しで強制シャットダウンさせることができます。
分解して基板を保護する金属板を外したら、まず通電を完全に防ぐためバッテリーを外します。下写真右下の黒くて四角いものがバッテリーで、赤とグレーのケーブルが伸びています。ケーブルは一度曲がって、メイン基板のコネクタに接続されています。写真は既に外してあるので、斜めに取り付けられた黒いラッチから白いコネクタが外れているのが分かります。
写真の基板中央で四角を2つ繋げた形の銀色がCPUカバーで、これを覆うように逆J字のヒートシンクが取り付けられているので、これを外します。ヒートシンクの上下にはCPUグリスが塗ってあり、隙間を埋めると共に、CPU → ヒートシンク → 金属板 と発生した熱を伝わりやすくしています。ヒートシンクを伝わった熱は逆J字の先端までいくと放熱ファンによって空冷されるよう設計されています。
ヒートシンクを外すとようやくソフトトレーの交換が可能になります。本体の左側は交換前のものがひっくり返った状態、上が交換用の新しいソフトトレーです。交換前のソフトトレーは液晶裏との間に白い結晶のようなものがこびりついていました。おそらく飲み物などをこぼしたあとで、これが原因でソフトを読み込めなくなったと思われます。メイン基板まで侵食されていなければ良いのですが……。
ソフトトレー基板はヘッドホンマイク端子が一体型で、タッチパネルと接続するケーブルも中継するようになっています。ヘッドホンを認識しなかったり、タッチパネルは全く損傷していないのに効かないときは、ソフトトレー基板の交換で改善するかもしれません。
交換して起動し、ゲームカードを挿すと……正常に認識されました! もちろんヘッドホン端子やタッチパネルも正常に機能し、排熱できずフリーズということもありませんでしたので、これで修理は完了です。今回の修理は約30分ほどで完了しました。今回はどのソフトでも駄目ということでSwitch本体に原因がありましたが、他のSwitchに挿してみたら何故か正常に認識するなど、ソフトとSwitchの相性問題という可能性もあります。スマホスピタル博多駅前には動作確認用のSwitchがありますので、念の為ソフトもお持ち込み頂けると実は本体修理の必要はないことが分かるかもしれませんよ。
2019年、新型Switch発売の噂が流れています。3DSシリーズの後継機として、Joy-Conが分離しない携帯機に再設計した廉価版だとか。3DSも画面を大型化した3DS LLや、3D機能を排した2DSといったバリエーションが出ているので十分有り得そうな話です。ただ修理業者的には、2DSは部品の入手が難しく、新品購入より高くなる場合があるので修理対応が難しい機種という印象です。廉価版Switchではなるべくパーツの共有ができると良いのですが。って、まだ発売されると確定したわけではありませんでした。
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
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