PSP-3000ボタン交換 新型コロナウイルスの影響で交換用パーツ入手が困難に!? 早めにスマホスピタル博多駅前店へ修理ご相談ください
2020.03.13 修理速報 ボタン修理 , PSP(PSP-3000)
新型コロナウイルスの流行により多くの学校が休校になっています。レジャー施設等の休園も多く、外出控えが進み天気のいい日でも子供が公園などで遊ぶところを全く見かけません。家で退屈する子供のために通常有料の動画を無料で限定配信したり、ダウンロードゲームが格安で販売されたりしています。
そんな事情もあってか、今月はゲーム機の修理を多く承っています。久々に遊ぼうと思ったら壊れていたり、兄弟で取り合いになったり、稼働時間が長い影響でバッテリーの劣化が進んだり……などなど事情は様々。非常時で仕方ない面もあります。
去年の同学年と比べれば1ヶ月分(もしかしたらそれ以上)勉強が足りないことになるので、挽回に苦労するはず。それを思えば今だけ好きに遊ばせてあげても良いのかもしれません。
今回の修理はPSP-3000です。
PSPはPlayStationファミリーのひとつで、2004年発売の初代モデルがPSP-1000、2007年に発売された軽量薄型モデルがPSP-2000、さらに2008年に発売された液晶の品質向上モデルがPSP-3000です。遊べるソフトに違いはありませんが後期のほうがより使いやすくなっているのは、この情報だけでも分かりますね。
修理依頼としては、液晶下部にあるPSボタンが効かなくなったということでした。スマホで言えばホームボタンに当たり、3DSやSwitchではそのままホームボタンという名称で搭載されています。
古いゲーム機では電源を入れるとすぐゲームが起動し、ゲームを終了する=電源を切るだったので必要ありませんでしたが、ゲーム機でゲーム以外のことも出来るようになったため、ホーム画面に戻る操作が必要になった、と考えるとゲーム機も時代に合わせて進化してると感じます。
修理手順はまず背面、バッテリーカバーを外すところから始まります。爪で引っかかっているカバーをパカッと外して、バッテリーパックはスポっと収まっているだけなのでドライバーも必要ありません。最近の携帯ゲーム機としてはトップクラスに交換しやすいのではないでしょうか。
カバーとバッテリーを外しました。バッテリーに関する情報と、剥がしてはいけないラベルが貼られています。一度剥がすと必ず分かるようになっているため、正規店以外で分解した証拠となります。が、お客様には予めご説明済みなので構わず剥がします。ちょっぴり背徳的な気持ちに浸れる瞬間です。
その下にはネジが隠れており、上側に見えているネジと右側の2つのネジ、さらに上下側面のネジ3個も外せば、いよいよ分解が可能になります。
分解は表側のハウジング(プラスチック部分)から外します。すぐ下に液晶があるので傷つけないようにしないといけません。そして液晶下部の銀色が並んでいるところが今回交換するボリューム・PSボタンケーブルです。このケーブルは黒い台座パーツに貼り付けられています。また、爪で引っかかって液晶を本体に固定する役目も持っています。
黒い台座パーツを外して、液晶も取り外しました。写真では本体が上下逆になっています。写真では右上にラッチが密集しており、これらが液晶とボリュームボタンなどに繋がります。外したケーブルは液晶につながるものが2本、ボリュームボタンケーブルが1本、そしてフロントマイクが1本です。フロントマイクはPSP-3000で追加され、ヘッドホンがなくてもボイスチャットできるようになりました。
台座パーツに貼り付いたフロントマイクと、ボリュームボタンケーブルです。これを新しいものに交換して元通り組み直せば修理は完了です!
作業は1時間弱で完了し、動作確認してお返ししました。パーツ在庫がなかったため数日前にお預かりしてパーツ到着次第修理を行っています。
PSPの修理依頼は3DSやSwitchに比べて少ないため、在庫として常備しているのは液晶だけで、その他のパーツは基本的に受注発注になります。液晶についても常備数は1~2枚なので、タイミングによっては入荷待ちになることもあります。今回は幸いすぐに入荷できましたが、場合によってはいつ届くか見当も付きません。
もちろんPSP以外でも同様で、修理用パーツの供給不足は深刻です。スマホやゲーム機の調子がちょっと悪い、と感じている方は早めに修理するか、動くうちにバックアップを取って買い替えを検討しましょう!
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
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