任天堂switchのゲームソフト読み込み不良…原因は内部のピンが曲がってしまうことが多いです。
2022.02.12 修理速報 Switch ゲームカードスロット交換 , Nintendo Switch
2/10(木)は、任天堂switchのゲームソフトトレーの交換修理についてです。
どのゲームソフトを試してみてもゲームソフトを読み込まないとのこと。
特定のゲームソフトを読み込まない場合は、ゲームソフト自体に問題があると考えられますが、どのゲームソフトもとなるとソフトを読み取っているゲームソフトトレーの方に問題があると考えられます。
この部分の修理の際には、
①ゲームソフトトレーそのものの交換
②上記トレーの付属した小さな基板を交換
③基板修理
のいずれかの対応となります。
①の場合、ゲームソフトトレーの内部のピンが折れ曲がってしまっている場合に有効です。
イヤホンジャックの下にあるケーブル部分が断線している場合は、②の交換が必要となります。
①、②でも直らない場合は、メイン基板側に問題があると考えられます。
基板修理が必要になってくるので、当店内では行えず基板修理部署に郵送しての対応となります。
その場合には、修理期間が1~2週間ほど必要になります。
まぁ、この故障の場合は、ほとんどが①②のどちらかが原因となりますけどね。
さて実際の修理へと移りましょう。
まずは外装カバーを取り外していき、ゲームソフトトレーまで取り外していきます。
トレー内部を見て、明らかにピンが曲がっている場合には、①で対応。
ピンが曲がっていない場合、ケーブル部分の断線が疑われるので②での対応となりますが、今回は明らかにピンが曲がってしまっているのが分かります。
トレーを交換して見ましょう。
トレーの取り外しは、はんだを使用する必要があるので、かなり難しいです。
基盤に固定している足の部分はまだ取り外しやすいのですが、接点部分が無理に外そうとすると基盤側から剥がれてしまって、使い物にならなくなってしまいます。
フラックスと呼ばれるはんだ促進剤や融点の低いはんだリムーバーなどを使用すると簡単に外せるようになるので、ご自分でやってみるという方はこちらもご用意する必要がございます。
取り外した後も大変で、画像赤丸部分の足が接点にきちんと接触していないとゲームソフトを読み込んでくれません。
仮組みして動作確認をしてみると、ゲームを読み込んでくれるようになったようです。
後は元通りに組み立て直せば、修理完了ですね。
ゲームカードを読み込まない故障は、ゲームカードスロット内部のピンが曲がってしまったことが原因のことが多いです。
このピンは簡単に曲がってしまいやすいものなので、ゲームカードスロット内部の掃除をしようとして曲げてしまう方も多いです。
ゲームカードスロット内部の掃除は、エアダスターなどで内部のほこりなどを飛ばす程度に留めておきましょう。
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