switchの充電不良。エラー2101-0001はICチップの問題か?
2022.02.28 修理速報 Switch 充電口修理 , Nintendo Switch
2/27(日)は、switchの充電口の修理についてです。
switchは、持ち運びもできることが利点でもあるのですが、持ち運びの際に都度充電口の部分がドックから抜き差しされる訳で、充電口が壊れやすいという欠点でもあります。
今回お持ち頂いたswitchも店頭でテストしてみると、充電口部分がグラグラします。
充電口を固定している足の部分が折れてしまっているのかもしれませんね。
こうなると、充電口がふらふらの状態になり、抜き差しをしているうちに内部でショートしてしまっていることも考えられます。
分解して確認してみないと分からないところではありますが、確認してみましょう。
充電口の部分は、基板に直接くっついているため、メイン基板を取り出す必要があります。
外装カバーを外し、ヒートシンクや冷却ファン、ゲームカードスロットにタッチパネルや液晶画面のコネクタをと次々に外していき、ようやく基板部分が取り外せます。
取り外した基板の赤丸部分が充電口の部分です。
はんだで固定されており、かつ一部ははんだごてが当てられないような位置で基板とくっついているため、ヒートガンを使用して外してしまいます。
事前準備として余計なところは熱しないようにテーピングしてやり、熱を加える時間が短く済むようにフラックスやはんだリムーバーで接点部分が外れやすいような状態にしておきます。
こうしてようやく充電口をとることができました。
基板の接点部分には問題はなさそうですので、新しい充電口を取り付け動作確認です。
…充電できない。
とりあえず、充電のあるバッテリーを外付けして、正常起動するかも確認します。
え、エラーコードが出てる。
このエラーコードは、充電に関わるICチップの異常のときに出るエラーです。
部品と基板との接点部分が良いのにくっついていない時にも出たりはするのですが、接点部分をみる限りでは、問題はなさそうです。
念のため、再度取り付けをしてみますが、症状は改善せず。
ICチップに問題がある可能性が高そうですね。
ICチップの交換は、当店では行えないので、残念ながら基板修理部署への郵送対応となります。
修理期間は1,2週間かかってしまうので、申し訳ないですがもうしばらくお待ち頂くことになりました。
今回は基板との銀色の接点部分が剥離している様子はございませんでしたが、充電がしづらいからとガシガシと充電ケーブルを差し込んでいたりすると、この接点部分が剥がれてしまっていたりします。
そうなると接点部分を修復する必要があるのですが、こちらについても当店では対応が難しいため、基板修理となってしまい修理費用や修理期間が大きく変動します。
充電口の抜き差しは優しく行うようにしてあげて下さいね。
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