充電が出来なくなってしまった任天堂switchの修理について
2022.05.03 修理速報 Switch 充電口修理 , Nintendo Switch
本日は、充電が出来なくなってしまったswitchの修理についてです。
switchの充電口の不良は、おおまかに次の3つに分類できます。
①充電口そのものの破損
②充電口と基板の接点部分のずれや剥離
③基板上のICチップの故障
①の場合は、単純に部品の交換をすれば修理可能なので当店単体での修理が可能です。
まぁ、単純にといっても基板に直付けされている部品の取り外しと取り付けが必要なので、結構難しい修理ではあるんですけどね。
②の場合、程度にもよりますが接点部分が剥離しているような状態だとその修復作業が必要になるため、残念ながらスマホスピタルの基板修理部署へ送っての修理となります。
③の場合も同様にICチップの交換作業がかなり細かく非常に高度な技術が必要とされる修理のため、基板修理案件ですね。
基板修理の場合、1~2週間ほどの修理期間と高めの修理費用が必要となるため、①で修理出来ると良いのですが、こればかりは分解して見ても分からないので、部品を交換してみて判断することになってきます。
実際の作業工程としては…
まずは外装カバーを取り外して、内部の金属プレートも取り外します。
そうすると充電口部品が直付けされている基板が見えてきますので、こちらを取り外します。
バッテリーやスピーカーのコネクタやヒートシンク、冷却ファンや液晶画面にタッチパネルなどのケーブル、ゲームカセット基板の取り外しなどなど
基板を取り出すまでの作業だけでも一苦労です。
こうして基板を取り外した後は、基板から充電口の部品を取り外します。
取り外しの際は、ヒートガンを用いて作業するので、他の極小部品が一緒に取れてしまわないように、保護目的でテープなどを巻いておきます。
取り外してみると、今回は基板の接点部分が剥離してしまっていました。
通常だと全ての接点が銀色になっていないと行けないのですが、接点が剥離してしまうと画像の赤丸のような状態になります。
こうなると当店では手出しが出来ない領域となるため、基板修理案件となってしまいます。
今回は他にも修理箇所があったこともあり、修理総額的に買換えを考慮するようなレベルの金額となってしまったため、修理断念ということになりました。
充電口部分の剥離は、充電口がしづらいからと充電ケーブルをぐりぐりと押さえつけたりすると起きやすいです。
また、充電口を固定している足の部分が経年劣化で壊れてしまうと、充電口がぐらぐらの状態になってしまいこれまた剥離しやすいような状態となります。
充電が出来る場合でも充電口がぐらぐらしているのであれば、その取扱いには注意してあげた方が良いでしょうね。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
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