充電が出来なくなってしまったswitch…基板のICチップの破損や接点部分の剥離の場合は基板修理となります。
2022.08.13 修理速報 Switch 充電口修理 , Nintendo Switch
本日は、充電が出来なくなってしまったswitchの修理についてです。
充電が出来ない場合は、充電口の物理的破損や充電口部品と基板との接点部分の剥離、基板上のICチップのショートやバッテリーの劣化などが考えられます。
まぁ、バッテリーの劣化により充電が出来なくなるような症状はかなり劣化が進んでいないと起こらない症状のため、基本的には他のパターンになるでしょうけどね。
後はもう一つのパターンとして、充電ケーブルが断線してしまっている場合。
修理品としてお預かりする前に、店頭で確認すると稀にこのパターンもございます。
任天堂の規格品の充電器でないと充電が溜まらない可能性はございますが、Androidのスマホなどの充電でお使いのUSB TYPE-Cのケーブルがあれば、そちらでも充電の反応がないかどうかだけでも確認して頂ければと思います。
今回は、充電ケーブルが断線していたというパターンではなかったので、お預かりして内部を確認してみます。
まずは、外装カバーのネジを取り外して、内部金属プレートとSDカードスロット基盤を取り外します。
そうするとメイン基板が見えてくるので、バッテリーのコネクタを取り外してから、ヒートシンクや冷却ファン、液晶画面、ゲームカセット基板などなどの部品やケーブルも取り外してしまいます。
そうこうして、基板を取り外してみると、充電口部品を基板にハンダ付けして固定している箇所が折れてしまっているのが確認出来ました。
この場合、充電口部品がガタつくようになり、充電ケーブルを抜き差ししている間に基板との接点部分が剥がれてしまっている危険性が高まります。
接点部分が無事なことを祈って、基板から充電口部品を取り外してみると、残念ながら映像出力関係の基板接点部分が丸々剥がれてしまっておりました。
こうなると剥離してしまった接点部分の修復が必要になるため、基板修理となってしまいました。
基板修理の場合、基本的にスマホスピタルの基板修理部署への郵送対応となってしまうため、修理期間が1~2週間ほど必要になります。
これくらいの修理期間や修理費用が必要になるのであれば、任天堂さんに修理に出した方がよっぽど安心なのですが、任天堂さんでの充電不良の修理対応は、内部基盤の丸ごと交換。
データのバックアップが取れていれば、全然構わないのでしょうけど、データのバックアップがなければ、全て無くなってしまいます。
スマホスピタルの基板修理であれば、データ領域には触れずに必要な箇所だけの部品を交換して修理していきますので、データはそのままで修理可能。
…場合によっては修理が難しいような状態になっていることもあったりはしますけどね。
switchのデータのバックアップが取れておらずデータをそのままで修理を行いたいのであれば、是非一度当店へご相談して頂けましたらと思います。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
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