冷却ファンの音が煩いPS4 Proの内部クリーニングも承っております。
2022.08.30 修理速報 PS3/4その他修理 , PS4
本日は、冷却ファンの音が煩いPS4 Proの修理についてです。
といっても、音が煩い場合は、大抵は内部ヒートシンク部分のホコリ詰まりや冷却用グリスが乾いてしまっていることが原因のため、修理というよりはメンテナンスになってくるんですけどね。
とはいえ、温度センサーが壊れてしまっていて、対して温度が高くないような状態でも冷却ファンがフル回転しているといったことがない訳でもありません。
ただし、その場合は基板修理となってくるので、修理費用や修理期間的に依頼されるか悩ましいところになってくるでしょうけどね。
ともあれ、内部を分解して確認してみるのが先決です。
早速、分解作業へと移っていきましょう。
初期型、後期型(slim)、後期型(Pro)では、形状が異なるので、分解の仕方も多少異なりますが、基本的な構造は変わりません。
最初にHDDを取り外して、分解禁止シールの下に隠れているネジを取り外して、外装カバーを取り外していきます。
外装カバーは最初のネジさえ外してしまえば、後はツメで引っかかっているだけのもの。
とはいえ、割と固かったりもしますので、取り外し時には結構大きな音がなって、ビックリしてしまいますね。
外装カバーが外れれば、次は基板を覆っている金属プレートを取り外しです。
ネジがいっぱいありますが、基本的に2種類のネジしか使用されておりませんし、サイズ的にも入るところにしか入らないので、まだ比較的作業がしやすくて有難いですね。
金属プレートが外れたら、基板と電源ユニットの取り外しです。
基板が外せるとGPU部分のグリスの状態が確認出来ます。
…ほとんど乾いてしまっている状態ですね。
周りにグリスが残っているとはいえ、冷却効率が低くなってしまっているので、アルコールなどで綺麗に拭き取ってから新しい冷却用グリスを塗り直しましょう。
電源ユニットの方はケーブルが繋がったままの状態で引っ張って取り外しをしないといけないので、勢いよく引っ張り過ぎるとケーブルの断線の恐れがあります。
ゆっくりと引っ張るようにしましょう。
ここまで分解すると、ようやくヒートシンク部分が確認出来ます。
…大分ホコリで埋まってしまっている状態ですね。
ヒートシンク部分に風が通ることで、内部の冷却が出来るような構造となっているので、この状態ではろくに冷却が出来ません。
そのため、冷却ファンがフル回転するような状態になり、冷却ファンの音が煩く感じられるようになっていたのでしょうね。
こちらのホコリをブロアーで取り除いて綺麗にしてやります。
直接触るとヒートシンクの金属板が曲がってしまう恐れがありますので、出来れば直接触らずに綺麗にしてあげましょう。
後は元通りに組み立て直して、動作確認です。
…1、2時間ほどゲームを起動した状態で置いておきましたが、冷却ファンの音は割と静かな状態。
ひとまずは問題無さそうですので、これにて作業完了です。
PS4は、内部にホコリが詰まると極端にその冷却性能が落ち込んでしまいます。
内部にホコリなどが詰まらないように、PS4の周囲は綺麗にしてやり、後は床に直置きにはしないようにして頂ければと思います。
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