電源がすぐに落ちてしまう3DS。その原因とは?
2022.09.23 修理速報 画面交換修理(下画面) , 3DS
本日は、バッテリーを取り外したまましばらく使用していなかった3DSの修理についてです。
バッテリーが膨張していたので、取り外したまま数年放置…。
最近になってバッテリーを購入して、自分でセットしてみたものの電源が入らなかったとのこと。
この場合、原因はいくつか考えられます。
➀バッテリーの接触不良
この場合、基本的にバッテリーがガタついていたりすることが多いので、バッテリーにテープなどを貼ってやり、厚みをもたせてやることで改善する可能性があります。
➁液晶画面、カメラ、スピーカーケーブルの故障
このいずれかのケーブルや部品が破損している場合、電源が入ってもすぐにプツンという音と共に電源が落ちてしまうことがございます。
上液晶画面やカメラ、スピーカーケーブルの断線の場合、画面の開き具合を弄っていると電源が落ちることが多いので、ある程度原因箇所の切り分けが出来るところです。
③ファームウェアの破損
3DSのシステムファイルなどが破損している場合はこちらとなります。
中古などで購入したものの場合、前の持ち主が改造を行っており、いきなり症状が出るということもございます。
電源ランプがフェードアウトするように電源が落ちる場合、この故障の可能性がございますが、ファームウェアの故障の場合は修理は難しいです。
④基板側の問題
ケーブルコネクタの受け口などが破損している場合やICやコンデンサーの故障の場合がこちらに当たります。
修理が出来ない訳ではございませんが、修理費用がかなり高額化してしまうので、諦めて買換えをされた方が良いかもしれません。
今回はというと➁のパターン。
電源を入れた後にプツンという音がして電源が切れたので、非常に分かりやすかったですね。
この場合、どの部品に原因があるのかを探るのが大変だったりするのですが、まずは一番手間のかからない下液晶画面を交換して電源を入れてみます。
…無事電源が入りましたね。
上液晶画面やカメラ、スピーカーケーブルの交換の場合、1~2時間くらいかかる修理となってしまうので、非常にホッとしましたね。
3DSの電源が入らない故障は、DIY修理が難しい修理の一つとなってきますが、バッテリーの接触不良の場合はかなり簡単に修理可能なことも多いです。
バッテリーカバーを外した状態で、バッテリーを指で固定しながら電源が入るかどうかを確認して頂ければ、原因箇所の切り分けも簡単に行えますので、まずはこちらを疑って電源が入らないかを試して頂ければと思います。
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