下液晶画面に縦線が入ってしまったNew3DSLLの修理
2022.10.29 修理速報 画面交換修理(下画面) , New 3DS LL
本日は、下画面に縦線が入ってしまったNew3DSLLの修理についてです。
上画面も表示がちょっとちらつく感じがありましたので、合わせてご依頼頂けました。
ただし、液晶画面2つの交換ともなるとそこそこ高額になってきます。
今回は保険の請求が出来るようですので、特に問題なく修理可能なようですが、自己負担で修理される場合には、買換えも選択肢に含めて、ご検討して頂けましたらと思います。
と前置きはさておき、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは、バッテリーカバーを外して、バッテリーとSDカードを取り外し、続けて外装カバーを取り外していきます。
外装カバーにはLRボタンの部品が附属しており、勢いよく取り外すと断線の恐れがあるので、ケーブルをコネクタから取り外すまでは外装カバーの持ち上げ過ぎに注意です。
外装カバーが外れたら、メイン基板の取り外しです。
上画面側から来ているケーブルが基板の裏側に繋がっているので、そちらも忘れず取り外すようにしましょう。
メイン基板が外れたら、その下側に配置されている下液晶画面を交換します。
画像では既に外してありますが、次はCスティック部品がくっ付いているサブ基盤の取り外しです。
一見、取り外しが不要そうなところですが、サブ基盤の下に上下画面を連結しているヒンジと呼ばれる部品がございます。
ここを取り外すことで、上下画面の分離が可能となります。
次は上画面の外装カバーを取り外し、ヒンジ部分の取り外し、上下画面の分離作業となります。
上下画面を繋ぐ狭い空洞に通っているケーブルが画面を開く際にこすれて断線しやすいところとなっております。
取り外しの際には断線などしていないかも確認しておくのが良いでしょうね。
ここまで来れば、後は上画面を交換して、元通りに組み立て直し、動作確認となります。
ただし、元通りに組み立て直すのが最難関…。
上下画面を繋ぐ狭い空洞部分に上液晶画面、カメラ、スピーカーのケーブル、アンテナ線の4本を通す必要があります。
ここが中々通せないので、上部画面側の部品を交換する場合は1~2時間くらいは作業時間が必要となります。
何とか組み立てが済み、電源を入れると無事上下画面が映るようになりました。
他の動作にも特に問題がないようですので、これにて修理完了です。
3DS系列の上画面側の部品の交換が必要な修理については、故障個所の特定が難しい修理もございますので、即日修理が出来ない可能性もございます。
出来れば1日お預かりさせて頂きたいところとなってきますので、遠方の方で修理をお考えの方は郵送での修理をご検討して頂けましたらと思います。
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