本日は、ゲームディスクの読み込みが出来なくなってしまったというPS2の修理についてです。
久々に遊ぼうと思ったら、ゲームディスクを読み込めなかったとのこと。
こういった場合、次のようなことが原因と考えられます。
・ゲームディスクに問題がある
傷や汚れなどが目立つようでしたら、こちらが原因かもしれません。
盤面の綺麗な他のゲームディスクでも読み取らないかどうかを確認しましょう。
・ディスクを読み取るピックアップレンズの故障
ディスクが回転はしているが、全然読み込んでくれない場合は、こちらが原因のことが多いです。
レーザー出力調整をすることで修理することも可能なのですが、調整幅がかなりシビアでやり過ぎると完全に故障します。
部品価格や手間を考えると、初めからピックアップレンズ部品を調達して、交換する方が良いかと思います。
・ディスクトレイ開閉スイッチの故障
ディスクを入れても全く回転しない場合、こちらが原因の可能性が高いです。
スイッチを上手く押せていないだけなら、開閉トレイを加工したりすれば復旧可能かもしれませんが、スイッチそのものが故障していると対応が難しい箇所となります。
他にも色々なことが原因として考えられますが、主なものは以上のことでしょうかね。
ご自分で修理される場合を除くと、別のディスクで確認したり、レンズ部分の汚れをアルコールを染み込ませた綿棒などで拭き取るくらいはやってみると良いかもしれませんね。
さて、今回はというと…
実は修理にお持込み頂いた段階で、ディスクを読み込むようになってしまっておりました。
ただ、いつまた読み込まなくなるか不安ということでしたので、念のためピックアップレンズを交換させて頂くこととなりました。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは、本体裏側の隠しネジを取り外して、外装カバーの取り外しです。
ちょっとツメで引っかかっているような感じですが、取り外しはそこまで難しくないですね。
外装カバーを取り外してみると、内部が結構ホコリにまみれている感じですね…
こういったホコリなどが原因で、ディスクの読み込み不良を起こしていたのかもしれませんね。
全体的にブロアーで掃除してから、本題のピックアップレンズ部品の交換です。
レールを抑えている金具を取り外して、ケーブルを取り外せば交換出来ます。
ここまでは結構簡単なのですが、交換部品は静電気による故障を防ぐため、ランドと呼ばれる部分のはんだを除去しないと導通が出来ない状態になっています。
はんだ作業になるので、はんだごてをお持ちでない場合には少々ハードルが高い修理になりますかね。
ランド上のはんだを取り除いたら、後は組み替えて元通りに組み立て直すだけです。
組み立て後の動作確認でも問題なくディスクの読み込みが出来ましたので、これにて修理完了となります。
当店では、PS2の修理もまだまだ承っております。
ただし、PS2自体は中古機種が安価に流通しているので、修理するよりも買い換える方が断然安く済みます。
それでも、思い入れのある機体だから出来れば修理をしたいということであれば、部品の手配が出来る限り修理受付致しますので、気になる方はお気軽にご相談して頂けましたらと思います。
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