電源がすぐに落ちてしまうNew3DSLLの修理。原因は複数考えられますが、画面割れがあると電源落ちが生じることもございます。
2023.07.20 修理速報 画面交換修理(上画面) , New 3DS LL
本日は、電源をいれてもすぐにプツンと電源が落ちてしまうNew3DSLLの修理についてです。
プツンと音を立てて電源が落ちる場合は、次のようなことが原因と考えられます。
①上液晶画面の故障、ケーブルの断線
②カメラ部品の故障、ケーブルの断線
➂スピーカーケーブル部品の故障、ケーブルの断線
画面の開閉でケーブルがこすれて、経年劣化もあいまって断線するということが多いですね。
一方、音が鳴らずに電源が落ちる場合、多少の衝撃などで電源が落ちる場合は、バッテリーの接触不良の可能性が高いです。
バッテリーの膨張などによって、接触不良となることもございますので、バッテリー部分を確認してみるのが良いでしょう。
さて、今回の修理機器はというと、上液晶画面が割れてしまっておりました。
カメラやスピーカーのケーブルが断線してしまっている可能性もない訳ではございませんが、十中八九上液晶画面が原因でしょうね。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは、バッテリーカバーを外して、バッテリーとmicro SDカードを取り外します。
次に外装カバーの取り外しです。
外装カバー側にLRボタンのケーブル部品が付属しているので、この部品のコネクタを取り外すまで慎重にカバーを持ち上げるようにしましょう。
次は各種基板の取り外しです。
一番大きなメイン基板は勿論ですが、その隣のボタン基板(赤丸の基板)の下に筐体を上下に分解するためのヒンジ部品が隠されているのでそちらも取り外すようにしましょう。
なお、ゲームカードカセットの基板(青丸の基板)は取り外し不要です。
次は上液晶画面の外装カバーの取り外しです。
隠しネジが4本とツメで固定されております。
緑丸部分には、ネジも何も無いので取り外し不要です。
ネジが外れたら、側面の隙間にヘラなどを挿しこみ、てこの原理の要領で外装カバーを取り外します。
次は、上下筐体を繋ぐヒンジ部品の取り外しです。
画面を開いた状態で、ピンセットなどを用いて白いヒンジ部品を押し出すようにすると上下筐体を分離出来るようになります。
後は上画面、カメラ、スピーカーのケーブルとアンテナ線を赤丸及び緑丸の部分に通せば、上液晶画面等を取り外せるようになります。
こちら外す時はそこまで難しくないのですが、入れるのが非常に難しいです。
何度も挑戦しているうちにケーブルが断線してしまうなんてこともあり得ますので上画面側の部品の故障に関しては、DIY修理をするよりも修理屋さんなどに投げてしまった方が良いかもしれませんね。
画面の交換が済み、ケーブルを無事通せたら、仮組みして動作確認です。
…画面が映るようになり、電源も切れることがなくなりましたので、これにて修理完了です。
NEW3DS、New3DSLLなどのNewシリーズは、バネ式のラッチを壊してしまうことも多いです。
画像でいう赤丸の部分がバネ式のラッチなのですが、こちらを持ち上げすぎると元に戻らないようになって、ケーブルの接触不良からの電源落ちという症状が生じてしまいます。
なお、青丸部分が旧3DSシリーズなどと同じ種類のラッチとなります。
こちらのラッチも小さい側のラッチなどは、持ち上げる際に勢いあまって壊してしまう方もいらっしゃいますね。
ラッチが壊れると、修理費用も馬鹿にならなくなってしまいますので、自信のない方は当店のような修理店へのご依頼をおススメ致します。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
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