水没により電源が入らなくなってしまった有機EL Switch、水没復旧で再び起動するようになりました!!
2024.12.24 修理速報 Switch 水没復旧 , Nintendo Switch
Switch 有機EL 水没復旧
こんにちは。スマホスピタル立川店です!
本日は水没により起動しなくなってしまった有機ELモデルSwitchの修理をご紹介いたします。
最近では耐水性の高さを謳う携帯端末が多いですね。
このため、比較的新しい端末に関しては水に強いような印象を抱きがちですが、
Switchは新旧・有機ELモデルのいずれも防水機能を備えおりません。
冷却機構として開けられている排気口・吸気口などからの浸水が懸念されます。
作業過程
背面を開けてみると水滴が付着が見て取れました。
続いて内部の基板を確認していきます。
背面から見て右上にアンテナケーブルが噛んでいるため、断線させないように注意します。
全体的に浸水・腐食している訳ではなさそうですが、
よく見るとSDカードスロット付近に水没跡、
充電口の左横にある2R2インダクタコイルと呼ばれる箇所に焦げ付きが見られます。
念のため、基板を外して裏表確認しましたがメインの故障は
裏側に目立った腐食はありませんでした。
IPAを使って腐食・炭化した箇所を磨いていいきます。
当該箇所を磨き・十分に乾燥させたところ起動自体は問題なくできるようになりました。
ただし、起動後の動作確認を行なったところ、右側のジョイコンの読み込み不良がありました。
SDカードスロット近辺に腐食がある旨を先述しましたが、
近くに本体レールのケーブルがあるためその影響を受けているものと思われます。
パーツ交換を行うことで読み込みの不安定さは改善すると思いますが、
水没した端末に関してはその後の再発可能性があるため必ずしもパーツ交換はお勧めできません。
起動が確認できた段階で早めにバックアップまたは新しい端末にデータ移行することを推奨いたします。
まとめ
今回は水没した有機EL Switchの修理事例をご紹介いたしました。
先述した通り、Switchシリーズには防水性能が備わっていません。
予期せぬ水没を防ぐため、使っていない間はケースに入れて持ち運ぶなどし、
水回りでの使用は極力控えることが望ましいと言えます。
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