DSシリーズの故障箇所が多い場合の裏技?!基板移植について
2021.07.22 お役立ち情報
修理のご依頼をいただくときに壊れている部品は
ほとんどの場合で1か所、ときどき2か所の場合もあります。
3か所壊れている場合はかなり少数ではありますが
そんな少数のご依頼に限らず使える裏技的な修理方法を
こっそり公開してしまおうかと思います。
ただ、いきなり具体的な方法を言っただけでは
「なんで?」となってしまうかと思いますので
まずは通常の修理内容を含め説明します。
【 まず基本から 】
そもそも、DSシリーズの基本構造がどうなっているか
イメージできる方の方が少ないと思うのでざっくり
説明していくところから進めます。
DSシリーズに限らずどんな機器でもメインとなる電子基板が
あっていろいろな部品が接続されています。
例えば、初代3DSを例に挙げてみます。
まずメイン基板、これに下側の液晶とタッチパネル
スライドパッドにLRボタン、SDカードスロットが接続します。
上側からは液晶とカメラスピーカーなどが接続されます。
こういったメイン基板以外の部品たちが壊れてしまった場合は
壊れた部品だけを交換してやることで直す事ができます。
ゲームスロットや充電口、ABXYボタンは直接メイン基板に
付いていますがABXYボタンの主となる部分は交換できません。
ゲームスロットと充電口はハンダ付けされているので
交換自体は不可能ではありません。
【 修理はその時々により 】
見た目で割れたり折れたりしている場合はその部品を
交換してやれば済むという事は経験が無くても何となく
ご理解できると思います。
でも、見た目で何ともないのに起動しなかったりボタンが
反応しないという時は、実際に関連部品を交換してみないと
直るかどうかの判断ができません。
普段はそういった事を色々想定して作業をしています。
【 故障箇所が多い時の問題 】
壊れている部品が多くなると何が問題になるか?
そうです。費用が積みあがってしまいます。
場合によってはもう一台買った方が安いくらいに
なってしまう事もあります。
では買い替えよう!とすんなりできない理由が発生します。
それがデータです。
頑張ってプレイしたセーブデータはメイン基板の中にあって
データの引っ越しはある程度正常に動かないとできません。
引っ越しすらできないゲームもあったりします。
ここでメイン基板だけでも活きていてくれれば裏技が使えます。
【 基板移植 】
はい、本題来ました。それが基板移植です。
DSシリーズの多くは中古も多くあるので基板さえ活きていれば
別の機体にデータが入っているメイン基板を移植しまえばいい。
部品を複数交換するより中古本体+作業費の方が安く済んで
しまう事があるんです。そして肝となるのが中古本体を自身で
ご用意いただくという事です。もちろんご依頼があれば手配も
承れますがやはり手数料がかかってしまいます。
ご自身でご用意頂ければ中古本体代+作業費のみとなりますので
詳細につきましてはお問い合わせ下さい。
外装が傷だらけで一新したいという時も、お好みの色や
デザインの同機種をお持ちいただけましたら移植作業を
承りますので通常版の3DSLLから限定モデルの外装へ交換
という事もできます。
話が脱線しましたが、お見積り金額が高くなってしまう時は
こういう事もできますので修理お受付時にご相談ください。
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