Nintendo Switchで遊んでいて多いトラブルはコントローラーの不具合です。今回はJoy-ConやNintendo Switch ProコントローラーのLボタンが反応しないときの原因と、対処法を解説します。操作性になにか違和感がある、普段どおりのプレイができないと感じたときの、不具合の原因がどこにあるのか、どのような対処が可能なのかを知る際の参考にしてください。SwitchのLボタンが反応しない原因とチェックすべき点SwitchのLボタンはどのようなことが原因で反応しなくなるのでしょうか。反応していないと感じたときに試してほしい動作チェックの方法について解説します。SwitchのLボタンが反応しなくなる原因Switchはボタンを連打したり、コントローラーを激しく振ったりなど、コントローラーに負担のかかる操作が多いため、故障も起こりやすいです。また、Lボタンが反応しないなどの故障の原因は、コントローラーを激しく操作したことだけに限りません。なかには、コントローラーの内部にホコリが溜まり、接触不良を起こしていたなどのケースもあります。ゲームのプレイ中にLボタンが反応していないように感じたときは、以下で説明する動作チェックを試してみましょう。まずはボタンの動作チェックSwitchには本体からコントローラーの動作をチェックできるメニューがあります。まずはHOMEメニューの歯車マーク(設定)から「コントローラーとセンサー」「入力デバイスの動作チェック」の順に選択してください。「ボタンの動作チェック」を選んだら、コントローラーのボタンを適当に押してみましょう。押したボタンの記号が、画面上に順番どおりに表示されます。Lボタンを押しているのに画面に表示されなければ、実際に反応していないと判断できます。ついでにほかのボタンも押したりスティックを回したりしながら、コントローラー全体の動作をチェックしましょう。SwitchのLボタンが反応しない時の対処法動作チェックでLボタンが反応しない場合、自分でできることとして3つの対処法が考えられます。システムを最新バージョンに更新するまずSwitch本体のシステムが最新バージョンかを確認します。Lボタンの不具合が本体のシステムに関係している場合、更新によって直る可能性があります。古いバージョンであれば更新しましょう。また、Switchは不定期に本体更新が行われています。これは不具合を解消したり新機能を追加したりする目的で行われるためのもので、システムのバージョンが最新でないと不具合が起きることがあります。Switchの本体更新はインターネットに接続されている状態なら基本的に自動で行われます。とはいえ、インターネットの接続状況やSwitchの起動タイミングによってはうまく自動更新されないこともあるでしょう。Lボタンが反応しないときはまず、手動で本体更新の有無を確認してください。HOMEメニューの歯車マーク(設定)から「本体」「本体の更新」の順に選択していくと、更新状況を確認できます。もし特定のソフトでのみLボタンが反応しないなら、ソフトの更新の有無を確認しましょう。確認手順はHOMEメニューで不具合が生じるソフトにカーソルをあわせ、+ボタンを押し「ソフトの更新」「インターネットで更新」です。コントローラーを分解して掃除する先述の通り、Lボタンが反応しないのは、コントローラーの内部に溜まったホコリによる接触不良が原因かもしれません。ホコリが原因の場合は、小さいネジ回しなどでコントローラーを分解し、掃除することで、操作性が改善することもあります。ただし、自力でコントローラーを分解する際には、バッテリー・ケーブル・ネジといった内部のパーツを破損させたり、紛失したりする可能性があり、注意が必要です。コントローラー内部の清掃を行っても全く反応しない場合は、内部のケーブルに不具合が起こっている、もしくは、清掃の際にパーツを破損させてしまった可能性が考えられます。コントローラーの清掃は、分解をして元に戻した経験のある方など、分解・修復に自信のある方以外は、Lボタンが反応しなくなった原因が特定できなくなってしまうこともあります。そのため、分解・修復に自信のない方は、清掃の際も専門業者へまずご相談されることをおすすめします。ネットでLボタン用の部品を買って交換する通販サイトなどで検索すれば、SwitchのLボタン用の部品を購入できます。もし自分でコントローラーを修理できる場合は、修理キッドや部品を用意して修理してみても良いでしょう。しかし、自力で修理する方法はコントローラーを分解することになるため、清掃の方法と同様に、内部のパーツの破損や紛失につながる可能性があることを理解しておきましょう。また、分解をした痕跡があるSwitch本体ならびにJoy-Con、Nintendo Switch Proコントローラーなどの周辺機器は、任天堂公式での修理対象外になります。そのため、自力で修理ができる方以外は、おすすめしない方法です。故障の可能性?改善が出来ない場合は修理店に相談動作チェックやシステムの更新など、自分でできることを試してもSwitchのLボタンの挙動が改善しない、自力で清掃や修理が行えない場合は、修理店への依頼を検討する必要があります。修理の依頼先をふたつ紹介するので、それぞれの特徴を確認しましょう。任天堂に修理を依頼するSwitchの修理は、任天堂へ依頼できます。公式サイトに記載されている修理費用の目安はJoy-Con1本で2,200円、Nintendo Switch Proコントローラーなら4,290円です。本体とコントローラーが一体型になっているNintendo Switch Liteの場合、ボタン操作ができない不具合の修理費用は4,950円が目安となっています。※2021年12月時点なお、いずれの製品も購入日から1年間が保証期間です。正常に使用していたにも関わらず、保証期間内にLボタンが反応しなくなったのなら無償修理の対象になる可能性もありますので、一度問い合わせてみてください。修理はオンラインでの申し込みとなり、故障の状態を記入したり、包装して発送したりする手間はかかりますが、修理代金が5%割引になります。また、修理を依頼する際の注意点として・製品を任天堂に発送する送料は自己負担・修理は10~14日程度かかり、修理後返送されるまでに時間がかかる といった点が挙げられます。専門業者に修理に出す自分で修理する自信がない、任天堂に修理すると時間がかかって困るなど懸念点がある場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。ゲーム機の修理を扱うゲームホスピタルではNintendo Switchの修理を承っています。Joy-ConやNintendo Switch Proコントローラーのボタン修理をはじめ、スティック修理や充電口の修理、水没復旧も対応可能です。ゲームホスピタルなら即日修理ができる上に、修理後3ヶ月の保証もついています。さまざまな割引サービスにより修理費用をかなり抑えることができるため、まずはお近くの店舗へお問い合わせください。まとめSwitchのLボタンが反応しないとゲームのプレイに支障が出ます。操作性が不安定なままゲームを続けるのはストレスが溜まりますし、無理に操作し続けるとさらなる不具合が発生することもあるでしょう。原因はコントローラー内部のホコリや部品の破損、接触不良などが考えられます。まずは紹介した動作チェックを試し、Lボタンの状態を確認してみてください。本格的に故障が疑われる場合は修理を検討しましょう。自力で修理するか、任天堂公式や専門業者に依頼するか、状況にあわせた方法で修理を行いましょう。