ボイスチャットで相手に声が届かないswitch…。疑われる原因とその対応方法とは?
2023.01.11 修理速報 Switch イヤフォンジャック交換修理 , Nintendo Switch
本日は、ボイスチャット時に相手側に声が聞こえなくなってしまったswitchの修理についてです。
イヤホンで音声を聞くこと自体には問題はないけれど、マイクだけ使用出来ないという症状ですね。
この場合、原因として考えられるのは、次のようなことが考えられます。
➀ヘッドホンマイク側の問題
➁設定などの問題
➂ソフトウェアの問題
④switch本体の部品の問題
通常、今まで使用出来ていたものが急に使用出来なくなったというパターンが多いので、➁や➂が原因となることはほとんどございません。
そして、当店へ修理ご依頼がある時点で、ヘッドホンマイクを買い換えて試してみていらっしゃる方が多いので、修理ご依頼がある時点で④が原因の場合がほとんどとなりますね。
とはいえ、買い換えたヘッドホンマイクとの相性が悪い場合などもございますので、実は➀が原因だったという可能性もない訳ではありません。
なお、switchのヘッドホンマイク端子は、3.5mmの4極ステレオミニプラグ(CTIA規格)に対応しているとされております。
ただし、この規格のヘッドホンマイクであっても全ての製品について、任天堂さんが動作を保証している訳ではございませんので、購入時にswitchにきちんと対応している旨を記載してあるものを購入するのが吉でしょうね。
ヘッドホンマイクが原因だった場合は、ただ単にヘッドホンマイクを買い換えれば良いだけとなってしまいますので、④switch本体側の部品の問題だった場合のお話へと移りましょう。
④が原因の場合、『ヘッドホンジャック部分』『ゲームカードスロット基盤にあるICチップ』『メイン基板』のいずれかが原因として考えられます。
ヘッドホンジャック部分が原因の場合、はんだ作業が必要となるので、少々手間はかかってしまいますが部品単価が安価なため、修理費用も比較的安く済みます。
ただし、ゲーム機を修理してくれる修理店であってもはんだ作業を嫌ってかゲームカードスロット基盤ごと交換してしまうような店舗もあるのが難点ですね。
ゲームカードスロット基盤上のICチップが問題の場合、ゲームカードスロット基盤ごとの交換となり、このゲームカードスロット基盤部品が割と高額な部品となるので、修理費用が少々高額になってしまいます。
こちらの場合、修理難度はそこまで高くないので、DIY修理も難しくはないのですが、Amazonなどで売っている部品には初期不良が多いのが難点。
イヤホンジャックとゲームカセットの読み込み、タッチパネルの動作に関わってくるところなので、そのいずれかが故障していることも多いようですね。
基盤側に問題がある場合、修理箇所の特定が難しく、修理にお時間がかかってしまう点や修理費用がかなり高額になってきてしまうのが難点。
ここまで来ると新しいswitchへの買換えも含めて検討した方が良いかもしれませんね。
ちなみに当店で修理を行う場合は、基本的に修理費用が安価で済む順番に行っていくことになります。
ヘッドホンジャック部品の交換→動作確認
→症状が改善しない場合、ゲームカードスロット基盤の交換→動作確認
→症状が改善しない場合、初期不良を疑い更に別のゲームカードスロット基盤に交換→動作確認
→基板修理に移行
といった流れですね。
基板修理にさえならなければ、動作確認の時間を含めて30~60分くらいの修理作業となります。
ただし、ボイスチャット機能は、switchのソフトの中でもFortniteなどの限られたゲームの中でのみ使用出来る機能のため、店舗側での修理後の動作確認が難しい故障となってきます。
基本的には、一度お持ち帰り頂いて動作確認して頂いた後、問題があるようでしたら再来店して頂くか店舗のwifiに繋いで、お客様の方で店頭で動作確認して貰うことになります。
近隣にお住まいの方であれば、一度お持ち帰り頂いても構わないのかもしれませんが、少々距離があるという方は、修理ご依頼時には動作確認が可能なお子様などと一緒にご来店して頂けましたらと思います。
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