充電が出来なくなってしまったswitch liteの修理について。充電器以外が原因の場合は結構大掛かりな修理となります…。
2023.05.02 修理速報 Lite 充電口 修理 , Nintendo Switch Lite
本日は、充電が出来なくなってしまったswitch liteの修理についてです。
充電が出来なくなる原因としては、主に次のようなことが考えられます。
①充電器の故障
基本的には充電器を別のものを使用することで対応可能ですが、switchの充電口内部の端子が破損している場合、新しい充電器を挿すとそれによって新しい充電器も壊れてしまう恐れがあります。
別の充電器を挿してみる前に充電口内部の端子が剥がれていたりしないかを確認してから試してみるのが良いでしょう。
②バッテリーの劣化
バッテリーが著しく劣化していると充電器を挿しても反応しないことが考えられます。
ただし、充電器を挿しても全く反応がない場合でコチラが原因のことは今までの経験上ではかなり稀です。
➂switchの充電口端子の破損
充電器を挿したままゲームをしていたり、誤って別の充電器を挿してしまったといったことにより起こったりします。
④基板上のICチップの破損
主に②などが原因で内部ショートしてしまい、充電に関わるICチップが故障してしまうことがございます。
⑤基盤と充電口部品の接点部分の剥離
充電口部品を支えている脚の部分が破損することで、充電口がグラグラになっていたり、腐食・サビなどが原因で剥がれたりすることで起こるものです。
他に原因があることもございますが、大概は上記のいずれかが原因となります。
①、②が原因であれば、容易に対処可能なところなので、場合によってはご自身で対応して頂くことも可能かもしれません。
➂~⑤が原因の場合、専用の工具が必要だったり、修理箇所が細かく、個人での修理は難しいです。
【実際の修理工程】
今回の端末の故障の原因はというと…
充電口内部の端子部分が剥がれてしまっていたのが原因でした。
正常に充電が出来るswitchが手元にあれば、充電口内部を照らして覗き込んで比較すれば、故障箇所の判断が出来なくもないかと思います。
どうしても分からないという場合は一度店頭へとお持ち頂くことをおススメ致します。
と長い前置きはさておき、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは、外装カバー、内部金属プレートを取り外して、バッテリーの接続を解除します。
Switch liteの場合、外装カバーを取り外す前にmicro SDを抜いておかないとmicro SDを破損させてしまう恐れがあるので、忘れないように注意しておきましょう。
次はメイン基板の取り外しです。
基本的にはメイン基板に繋がっているケーブル・コネクタ・部品を取り外すだけなので、特に難しいことはございませんが、2種類のネジが使用されているので、場所を間違えないようにメモしておくのが良いでしょう。
メイン基板が外せたら、メイン基板から充電口部品を取り外します。
こちらの作業はヒートガンを用いて行うのですが、作業に慣れていないと周辺の小さなコンデンサーなども取れてしまう恐れがございます。
最悪壊れても良い方以外は個人での修理は避けた方が良いでしょうね。
充電口部品が外れたら、基板と充電口部品の接点部分を確認します。
…剥離などは無さそうですね。
後は、新しい充電口部品を取り付けて、仮組み状態で動作確認です。
…充電マークが表示されました!
充電が溜まるのも確認出来ましたので、後は元通りに組み立て直したら修理完了です。
switchやswitch liteの中でも充電口は故障しやすい箇所の一つとなります。
充電口部分はそこまで強度も高い訳ではありませんので、出来るだけ充電器を挿したまま遊ぶのは避けるのが無難です。
また、露出している部分から濡れてしまったりするとサビ・腐食による故障の原因にもなります。
そちらも含めて、普段から気を付けて頂けましたらと思います。
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