なんとかデータだけでも取り出したい。Nintendo Switch lite の水没復旧修理。
2024.11.05 修理速報 Lite 水没復旧 , Nintendo Switch Lite
今回修理にお持ちいただいたのは、Nintend Switch lite です。
ゲーム中にジュースを本体にジュースをこぼしてしまい、電源が入らなくなってしまったとの事でした。
ニンテンドースイッチ・ニンテンドースイッチライト共に、防水機能は全くありません。
少しでも水がかかってしまうと故障の危険性があります。
今回は本体の買い替えを考えているので、データさえ移せる状態になればとのご相談でした。
それでは早速水没復旧作業を行っていきましょう。
水没復旧作業は、内部の水分をとりのぞいたり基盤に付着した不純物を除去していく作業となります。
そのため、まずは本体基盤を取り出す必要があります。
まずは、ねじ止めされた背面パネルを取り外すところから。
背面4つ・上下4つのネジを取り外すと、背面パネルが外れるようになっています。
さらにその下の同じくねじ止めされたシルバーのパネルを取り外すと、基盤やバッテリーなどの内部パーツが見えてきます。
ですが、このままではまだ基盤が取り外せません。
基盤上にあるいくつかのパーツや、フレームに固定するためのネジを取り外す必要があります。
液晶画面やタッチパネルを除いてほぼ全分解です。
やっとの思いで基盤が取り外せたら、洗浄液で洗浄・不純物の除去を行っていきます。
水没した端末には錆や腐食が発生し、それが原因で起動できなくなることが多くあります。
そういったものを除去することによって、起動を促すのです。
不純物除去作業やパーツの乾燥などが終わったら、再度組み立てていきます。
基本的には、分解とは逆の手順になります。
組み立てが終わったら、起動確認。
今回は無事起動が確認でき、データを他の端末へ移すことができるようになりました。
ゲーム機やスマートフォンなどの精密機器に水分は大敵。
特にNintendo Switch などのゲーム機には防水機能はありません。
ゲームのプレイ中に飲み物をこぼした、大雨で鞄の中の本体が濡れてしまったなど、水没故障の危険は至る所に存在します。
お風呂での使用などもってのほか。
十分に注意しながらゲームを楽しみましょう。
SO
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