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本日は、電源が全く入らなくなってしまったPS4の修理についてです。

電源が入らないといっても、その詳しい症状によって故障内容も変わってきます。

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①電源が全く入らず電源ランプも付いていない場合
PS4への電力の供給に問題があると考えられます。
電源ユニットの不良が考えられますが、電源ケーブルやコンセント側に問題がある場合もございます。

用意出来るのであれば、別の電源ケーブルを試してみてください。

コンセント側の問題については、電源タップなどを使用している場合、複数コンセントへの電力供給により、電源タップから供給されている電力がPS4が要求している電力に満たないということがなくもありません。

電源タップを使用されているのであれば、一度壁コンセント側にも繋いでみて動作するかどうかを確かめてみると良いかもしれません。

②電源ランプが白色で点灯している場合
PS4自体は正常に起動しているけれど、映像出力が出来ていない状態です。
HDMIケーブルやTV側に問題がなければ、HDMIの接続端子部分か映像出力にかかるICチップの問題のことが多いです。

③電源ランプが赤色に点滅して、電源が落ちてしまう場合
熱による強制終了です。
内部にホコリなどが詰まってしまい排熱が上手くいっていない場合や冷却ファンが故障していることが考えられます。
冷却ファンが故障していなければ、内部の清掃やCPU・GPUなどをグリスアップするだけで改善するかもしれません。

④電源ランプが青色点滅
電源ユニットや光学ドライブの故障、基板上の部品の故障など様々な原因が考えられます。

電源ユニットや光学ドライブなどの交換で直る場合は良いのですが、基板上のCPU・GPUのはんだクラックと呼ばれるものが原因の場合は、完全に修理するのは難しいです。

ハードディスク内のデータのバックアップを取るために一時的に使用出来るようにするくらいが限度ですので、買換えをご検討された方が良いかもしれませんね。

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さて今回の故障内容はというと、①の電源ボタンを押してもうんともすんとも言わないような状態でした。

修理のご依頼前に別コンセントにもさして頂いたので、恐らくは電源ユニットに原因があると考えられます。

電源ユニットは、PS4の型番や時期によって入手にかかるまでの時間や部品の値段が変動します。

今回は国内に部品の在庫があったようなので2日ほどで入手可能でしたが、場合によっては国外からの取り寄せとなり、入手に1ヵ月ほど必要となる場合もございます。

ご依頼やお問い合わせの際にはご案内致しますが、ご了承頂ければと思います。

 

さて、実際の修理へと移りましょう。

まずは、念のため振動に弱いHDDを外しておきます。

その後、SONYさんの分解禁止シールを剥がし、特殊ネジで固定されているカバーを外します。

そうすると、早くも電源ユニットが見えてきます。

こちらも特殊ネジと＋ネジで固定されているので、そちらを外して取り外します。

取り外しの際は、赤丸部分ら辺にケーブルが差さっていること、またフォークの先のようなものに差し込んであるので、出来るだけ水平にかつ勢いよく引っこ抜かないように注意する必要があります。

ここが抜ければ、後は電源ユニットを交換するだけです。

今回はCUH-1000Aの電源ユニットのため、ADP-240ARの電源ユニットを用意します。

型番によって、電源ユニットも異なってきますので、注文する前に念のため確認しておきましょう。

 

電源ユニットも交換出来ましたので、後は元通りに組み直して動作確認です。

電源もつき、無事起動するのを確認出来ました。

ゲームディスクも読み込みますし、数時間起動させておいても問題なく動作しているので、これにて修理完了です。

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今回は違いましたが電源ユニットの不良の場合、中に虫が入り込んでショート。

分解すると虫の死骸が中から出てくるなんてこともあったりします。

PS4は、暖かくホコリも溜まりやすいので、虫なども入りやすいです。

特に床に直置きしている方は要注意！

ホコリを吸いやすいのもありますが、虫も入りやすくなります。

ある程度高いところに置いてやるとホコリや虫も入りづらくなるので、床直置きの人は置き方を変えることをお勧めします。