高温スリープが頻発するswitch。冷却ファンの故障が疑われます。
2022.04.15 修理速報 Switch 冷却ファン交換修理 , Nintendo Switch
本日は、高温スリープに陥ってしまうswitchの修理についてです。
高温スリープに陥る原因は、冷却ファンの故障やホコリなどのゴミが詰まってしまっていて排熱を妨げてしまうこと、基板上のあるチップ抵抗の故障により冷却ファンが動かないようになってしまったことなどが考えられます。
基板上のチップ抵抗の破損の場合、冷却ファンが動かないだけでなく、ジョイコンの充電不良などの症状も出てきますので、他に不良が見られない場合は恐らくは冷却ファンの故障やゴミなどの詰まりの可能性の方が大きいかと思われます。
なお、その場合はホコリなどのゴミの排除することで問題なく症状が改善することもありますが、熱により冷却ファン内部が溶けてしまい回転が悪くなってしまっている可能性が大です。
これ自体は、正常な冷却ファンと比較して手動で回転させた時に回転しにくいかどうかで判断可能です。
ということで、分解してみて、修理端末の冷却ファンを確認してみたいと思います。
まずは、外装カバーと内部の金属フレームを取り外し、バッテリーのコネクタを外します。
この時点で、内部が結構ホコリだらけでしたので、エアダスターなども用いて掃除をしておきましょう。
次は、冷却ファンの確認です。
手動で回してみると回転がしにくいです。
こうなると十中八九冷却ファンの故障になります。
冷却ファンの交換は、画像赤丸のヒートシンクと画像青丸のゲームカセット基板を外せば交換可能です。
これを新品の冷却ファンに交換して、仮組み状態で起動し、冷却ファンが回転してくれるかどうかを確認します。
…問題なく回転しておりますので、これで排熱機能が正常に戻るハズなので、冷却ファンが原因での故障であれば、高熱スリープも改善するはずです。
switchは排熱の問題により、冷却ファンの故障だけでなく、本体や基板が湾曲してブルースクリーンなどの故障も引き起こしてしまうことがございます。
定期的に内部をクリーニング出来れば、特に問題ないのでしょうけど、通常はそこまでは出来ないかと思います。
そういった場合でも外付けの冷却ファンなども売っていたりしますので、こういったものを利用したりして、故障が起きづらいような環境作りが出来ると良いかもしれませんね。
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