熱がこもりやすくなってきたPS4のメンテナンス作業
2022.08.03 修理速報 PS3/4その他修理 , PS4
本日は、高温になりやすくなってきたというPS4(CUH-2100B)の保全作業についてです。
高温になりやすい場合には、冷却ファンの故障やヒートシンク部にホコリなどが詰まっていることが考えられます。
現状では、特にエラーが出たという訳ではないようですので、恐らく冷却ファン自体には問題はないかと思われますが、分解する際に冷却ファンの状態も一緒に確認していきましょう。
まずは、HDDの取り外しです。
HDDを隠しているカバーを取り外して、ネジを外して引っ張るだけで簡単に取り外しが出来ます。
次は外装カバーの取り外しです。
分解禁止シールの下に隠れているネジを取り外せば、後は外装カバーがツメで引っかかっているだけですので、本体と外装カバーの間にヘラのようなものを差し込めば簡単に取り外しが出来ます。
次は基板を覆っている金属プレートの取り外しです。
ネジの数が多く、また所々使用しているネジの種類も異なるので、ネジの場所を間違えないように覚えておく必要があります。
金属プレートが外れたら、次は電源ユニットを取り外します。
電源ユニットはコンセントの挿し口を長く伸ばしたようなものが差し込んであり、ネジを外しただけでは簡単には引き抜けません。
また、コネクタが刺さった状態のため、勢いよく引き抜くと断線の恐れがあります。
慎重に真上の方向に引っ張るようにして持ち上げましょう。
ここまで分解するとようやくヒートシンク部分が見えてきます。
ここに風を送り込んでやることで、機体内を冷却させられるのですが、ホコリで半分くらい埋まってしまっている状態でした。
これでは冷却が上手く行かないのも当然ですね。
ホコリを綺麗に取り除いてやったら、GPUと呼ばれる画像処理チップ部分の冷却用のグリスも綺麗に塗り直しておきます。
後は、元通り組み立て直して、動作確認です。
…無事起動して、ゲームディスクの読み取りもOK!
熱がこもらないかは、長時間使用テストをしないと分からないところですが、ひとまずはこれにて作業完了です。
PS4は、通気性に気を使ってやらないと熱がこもってしまい故障の原因となってしまいます。
また、今回のように内部にホコリが溜まってしまえば、通気性の良いところに置いて使用していても熱暴走を起こしてしまうことも考えられます。
一度内部に溜まってしまったホコリは分解しないと取り除けませんので、ホコリが溜まりづらいところに置いて頂き、周辺を綺麗に掃除するようにしてご利用頂ければと思います。
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