ディスクの排出の調子が悪いPS4の修理について。内部機構のホコリなどのゴミが原因の場合、清掃程度で済む可能性もございます。
2023.01.04 修理速報 PS3/4 ディスクドライブ修理 , PS4
本日は、ディスクの排出の調子が悪いPS4の修理についてです。
ディスクの排出の調子が悪い場合、基本的には光学ディスクドライブの機構部分の摩耗や吸い込み、排出のためのモーター部分の劣化が疑われます。
そのため、光学ディスクドライブ一式での交換修理となります。
ディスクの読み込みのためのピックアップレンズ部品とは異なり、一式となると部品代も結構な金額になってしまうこと、光学ディスクドライブごとになってくると部品の取り扱いをしているところが少なくなってしまうことが難点ですね。
とはいえ、PS4の光学ディスクドライブであれば、比較的入手は容易です。
まぁ、その入手出来る部品の信頼性が何処まで確保出来るかが問題なんですけどね。
ともあれ、実際の修理過程へと移っていきましょう。
まずは、HDDを取り外して、分解禁止事項の記載された封印シールの下に隠されている特殊ネジを取り外し、外装カバーを取り外していきます。
外装カバーはネジが外れていれば、後はツメで引っかかっているだけですので、ちょっとコツが必要ですが難しくはありません。
まぁ、ネジの形状がかなり特殊でネジ穴が駄目になってしまいやすいのが難点でしょうね。
外装カバーを外すと目的の光学ディスクドライブがすぐに見えてくるのですが、残念ながら基盤を覆う金属プレートとメイン基盤が邪魔となり、そのままでは光学ディスクドライブの取り外しは出来ません。
仕方がないので、メイン基板を外そうとすると、電源ユニットも取り外しが必要となってくるので、最終的にはほとんどの部品を取り外す必要が出てきます。
交換後の仮組みでの動作確認もほとんど組み上げてしまう必要があるので、交換部品に問題があった場合がかなり面倒臭い構造になってしまっておりますね…。
部品などが重なり、完全に隠れてしまう部分については全てネジ留めして、表面部分は数本だけのネジで仮止めして、動作確認。
…ディスクの吸い込み、排出ともに引っかかりなどはないですが、音がちょっと目立ちますね。
構造的にグリスアップしても問題ないところはともかく、下手にグリスアップするとディスクが空滑りしてしまう恐れもあるので、ちょっと手を加えづらいですね。
ひとまずはこれで使用してみて貰い、問題があるようでしたら初期不良を疑ってもう一度同じ部品を手配してみて交換ということで、ひとまずは一旦ご返却となりました。
当店では、PS4の修理も承っておりますが、部品の在庫などはほとんど持っておりませんので、基本的には修理依頼があってからのお取り寄せとさせて頂いております。
場合によっては、国外からの部品の取り寄せが必要となり、数週間のお時間を要することもございますので、飛び込みでのご来店での即日修理は難しいことが多いです。
お客様の貴重なお時間と手間を省くためにも、宜しければご来店の前に電話やメールなどでお問い合わせ頂けましたらと思います。
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