ナイアンティック「ポケモンGO」「Ingress」からの進化「ハリー・ポッター:魔法同盟」
2019.03.19 お役立ち情報
「Pokemon GO(ポケモンGO)」や「Ingress」など、位置情報と拡張現実技術(AR)を活用したスマートフォン向けのリアルワールドゲームを提供しているナイアンティック。
そのナイアンティックが次に手がけるタイトルして大きな注目を集めているのが「ハリー・ポッター:魔法同盟」です。
これは、J・K・ローリング原作の「ハリー・ポッター」や「ファンタアスティック・ビースト」の舞台となっている「Wizarding World」を舞台としたリアルワールドゲームになっています。
Statute of Secrecy(国際機密保持法特別部隊)の一員となって大災厄を阻止するために、魔法の力を持たない人間(マグル)に魔法界の存在が知られないように、その痕跡を消していくというゲームになっています。
現実世界とリンクして様々な場所を訪れながらプレイすることになります。
「ハリー・ポッター:魔法同盟」は、ナイアンティックとワーナー・ブラザーズインタラクティブエンタテインメントの一部門であるWB Games San Franciscoが共同開発し、Portkey Gamesレーベルのゲームとして2019年にナイアンティックが配信する予定です。
ゲームを起動すると、ポケモンGOやIngressと同じように、現実世界とリンクした地図が出て、その上に魔法の痕跡が現れます。
これをタップすると、ハリー・ポッターやファンタスティック・ビーストに登場する魔法界のキャラクターやモンスターなどが表示されるので、指定された軌跡の通りに指でなぞることでそれを倒すことが出来ます。
倒すと「レジストリ」に倒したキャラクターやモンスターが保存されていく感じです。
実際にプレイしてみると、ポケモンGOのモンスターボールを投げて捕まえるのに近い印象です。
詳しい人なら、それにIngressの「グリフハック」が組み合わさったような内容と言えばわかりやすいかもしれません。
また、地図上にある砦に最大5人のプレイヤーが集まり、「デスイーター」や「ウェアウルフ」などの敵を全員で協力して倒していく「Wizarding Challenges」というシステムもあります。
他にも宿でフード、温室でアイテムを集めて「ポーション」を合成して、痕跡を消したり、敵と戦う時にそれを使うことでゲームを優位に進められるシステムがあったり、3つの職業から1つを選び、ゲームを進めてロックを解除していくと新たなスキルを身につけられたりと、やりこみ要素が多いのも特徴です。
ナイアンティックのCEOであるジョン・ハンケ氏は、リアルワールドARゲームには3つの重要な価値があると話します。
1つ目は、世界中のどこにいても「探検」が出来ることです。
ナイアンティックはこれまでのゲームで、ポケモンGOのポケストップや、Ingressのポータルとして活用されている、何百万ものスポットを獲得しており、それらの存在がリアルワールドゲームの楽しさを作り上げる大きな要因になっています。
2つ目はエクササイズで、外に出て歩いてプレイするという従来にないゲームの特性が多くの人に運動する機会を与えているということです。
実際に、ポケモンGOやIngressのプレイヤーが歩いた距離は、これまでに230億kmに達していことからも明らかです。
3つ目は「リアルワールドソーシャル」です。
ナイアンティックはプレイヤー同士の現実世界での繋がりを生み出すためにリアルイベントを積極的に行なっており、2018年には300万人以上がイベントに参加しており、いくつかのイベントでは参加者が10万人を超えていたりと、大きな実績を残しています。
また、2018年にポケモンGOに追加したフレンド機能の登録数は、現在までに1億9000万件に達しているとのことです。
こうしたゲームを通じた新たな人同士の出会いを生み出すことが出来るのも、リアルワールドゲームの大きな価値になるとハンケ氏は考えているようです。
これらリアルワールドゲームの3つの価値は、もちろんハリー・ポッター:魔法同盟にも積極的に取り入れられています。
魔法の痕跡を探して世界中を探索するという仕組みに加えて、Wizarding Challengesで複数プレイヤーによる同時対戦プレイが出来るなど、リアルワールドソーシャルを広げる仕組みには力が入れられているようです。
これらに加えて、ハリー・ポッター:魔法同盟で重視されているのが、ハリー・ポッターファンがあたかもWizarding Worldにいるかのような体験が出来ることにあります。
それをナイアンティックが得意とするAR技術を生かして実現した要素の1つが「ministry ID」です。
これはゲーム内に自分自身を登録する仕組みで、撮影した自分の顔写真に「SNOW」のようにステッカーやフレームでカスタマイズ出来るのが特徴です。
ARによって自分自身が魔法使いになりきることが出来るだけでなく、ゲームを通じた新たな友達作りにも役立てることが可能です。
当初のゲームシステムが非常にシンプルだったポケモンGOやIngressに比べると、最初からゲームとして多くの要素があり、成熟度が高まっている印象を受けました。
実際にゲームが配信された際には、どのような形で登場するのかを楽しみに待ちたいと思います。
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