ゲームホスピタル横浜関内店ではゲームの修理も対応しております! 今回承ったのはPS4のクリーニング作業です。オンラインに繋いでゲームをしているとシャットダウンしてしまう症状です・・・。 たまに承るのですが、内部にホコリが溜まっている事が原因の場合が多いです。また、経年劣化によりCPUのグリスが硬化してる事もございます。その場合、CPUが正常に冷却されなくなり終了プロセスが働いてしまいます。今回は内部清掃と、グリスの塗り替えをメインに対応していきます! ☆作業工程☆ 詳しい分解過程はiFixit等の他サイトに詳細が載っています。今回は当店が対応するメンテナンス作業や注意点などをご紹介致します。 ①カバーを取り外す まずは上面のカバーを取り外していきます。ヒンジで止まっているので、力任せに開かないように注意です。上面のカバーを外すと銀板に隠れた基板が見えます。 かなりの量のホコリが溜まっていますね・・・。とても良いです。掃除のし甲斐があります。見える範囲のホコリを取り除いて背面カバーも開いていきます。背面カバーもヒンジなのですが、他サイトでは主に手で開いています。なかやまきんに君さん並みのパワーが必要なので、工具で開けていきましょう。 上記画像のように端の部分にスパチュラなどを入れて持ち上げます。そうすればヒンジが勝手に外れて簡単に浮いてくれます。浮いた後はカバーをスライドして取り外し完了です。開けば電源ユニットやドライブパーツ、冷却ファンなどにアクセスできます。 良いですね。期待を裏切らない有能なホコリたちです。これらのホコリも吹き飛ばして綺麗にします。 ➁背面パーツを取り外す まずは電源ユニットから外していくのですが、ここで注意です。電源ユニットと基板をつないでいるケーブルのコネクタがあるのですが、抜けづらいです。無理に引っ張ると起動不可になってしまうので工具を使います。ラジオペンチなどで大丈夫ですが、ズレてケーブルを挟むと断線します。優しく上にコジっていけば外れるのでパワーで解決しないようにしてください。 次にドライブパーツとイジェクトボタン基板、アンテナ基板など外していきます。ドライブパーツのコネクタだけロックが掛かっているので抜くときに注意です。 冷却ファン以外は分解できました。さて、ここから裏に付いている基板を取り外していきます。 ③基板の取り外し・グリスの塗り替え 取り外すといってもネジで止めてあるだけなので簡単です。ですが、ネジにいくつか種類があるので忘れないよう注意です。ネジを取り外すと銀板と呼ばれる基板のカバーが外れます。これで基板の全貌が露わになります。 ホコリが所々付着しているので、掃除しながら進めていきます。さて、基板の真ん中にブーメランのような金具が付いているのが分かりますか?ここの下に問題のCPUがございます。ブーメランの様なパーツはCPUと冷却ユニットとを密着させるためのパーツです。これを取り外します。 取り外すと基板がフレームから外れます。裏側のHDMIやLAN端子などが引っかかって外れない場合がございます。その際はUSB端子側から少しずつ上げていってください。基板が取り外せたら裏返します。するとCPUが現れます。 こんなところまでホコリが入っています・・・。グリスは硬化し始めていてポロポロ取れてます。塗りなおす為に古いグリスを綺麗にふき取っていきます。 綺麗になりました。いつも思いますが鏡面処理が美しいですね・・・。ここに新しいグリスを塗っていきます。 一部に集中しないように満遍なく伸ばして塗ります。といってもメーカー純正状態でも比較的はみ出しています。そこまで神経質にならず塗り残しが無い程度で大丈夫です。 ④ひたすら戻す グリスを塗りなおしたら元の手順で戻すだけです。ネジの間違い、コネクタの挿しミスなどに気を付けてゆっくり戻していきましょう。全て元に戻したら動作の確認をして終了となります。今回の分解修理は清掃をしながらだったので約2時間ほどかかりました。 ☆PS系の修理について☆ 最近ではPS4の熱暴走系の修理が増加傾向です。大半が今回のような内部清掃やグリスの塗り替えで改善されます。 しかし基板に問題がある場合も稀にございます。そのような際は基板修理として対応する事も可能なのでご相談させて頂きます。 店舗での清掃作業等であれば1週間~からお預かりしての対応となります。PS4以外にもPS3のYLODやパーツ交換も対応可能ですので、お困りの際はお気軽にご来店下さいませ。