「ゲームを楽しみたいのに、突然3DSが起動しなくなった…」3DSをお持ちの方なら、一度はこういった経験をされたことがあると思います。3DSの電源が入らないときは、慌てて修理に出す前に、自分でできる対処法を試してみましょう。この記事では、3DSの電源が入らなくなったときの対処法をまとめています。3DSの電源が点かないときは、この記事でご紹介する方法を試してみてください。【原因と対処法】3DSの電源がつかないときにすべきこと3DSの電源が点かない症状とは、具体的には以下のようなものを指します。・3DSの電源ボタンを押しても画面が点かない・電源ボタンを押すと一瞬青ランプが点くが、ブツッと音がして電源が切れる・画面が通電せず、暗いままこうした症状が出る原因はいくつか考えられます。原因によって対処法が異なるので、ひとつずつ試してみましょう。原因①:電源ランプが青になっていない3DSが起動しない場合、まず疑われるのは充電切れです。長く使用していなかった3DSを久しぶりに起動する、といった場合に起こりやすい症状になります。3DSの電源ランプは、充電が十分な状態だと青く光り、充電が空の状態では赤くなります。充電が残りわずかの状態では赤く点滅するため、点滅を始めたらすぐに充電するようにしましょう。3DSは、充電が空の状態からだと約2時間でフル充電になります。電源が点かないときはまず充電してみて、再度点灯するかを確認しましょう。ちなみに3DSが正常に充電されているときは、充電ランプがオレンジ色に点灯します。充電してもランプが点かない場合、別の原因を疑いましょう。原因②:バッテリーが接触不良を起こしている3DSの電源は、内部に入っているバッテリーです。このバッテリーから3DSに電気が供給される構造なのですが、バッテリーが接触不良を起こして通電しないこともあります。3DSを乱雑に扱ったり、バッテリーの取り外しを行ったりすると、バッテリーの位置がずれることがあります。こうなるとバッテリーが接触不良を起こし、3DS側の電源が入らない症状が出てしまいます。バッテリーが接触不良を起こしている際は、3DSの下画面部分の裏側にあるネジを外し、バッテリーの位置をティッシュやクッションなどで固定することで修理できます。しかしこの方法は精密機械を自分で解体する作業になるため、不慣れな方が行うと故障につながることもあります。自分で修理できないと判断したときは任天堂の公式サイトから修理依頼をするか、町の修理店で直してもらうのがおすすめです。なお3DSや2DS、2DS LLは公式に修理依頼が可能ですが、旧型の3DS・3DS LLは修理受付が終了しています。修理に出す際には注意しましょう。原因③:バッテリーパックの端子が汚れている3DS本体に電気を供給する際には、バッテリーパックの端子と3DSの端子が接続されている必要があります。この端子にホコリなどが入るとうまく電気が通らず、バッテリーが機能しないことがあります。この症状を直すには、1度3DSからバッテリーパックを取り出し、端子部をキレイにする必要があります。端子部は綿棒などで拭き取るだけでOKです。汚れが頑固な場合は、エタノールや接点回復材を付けるのもおすすめです。覚えておきたいのは、3DS本体側の端子を触ってはいけない点です。3DS側の端子は衝撃に非常に弱いため、綿棒で拭き取る・こするなどすると症状が悪化することも考えられます。基本的には触らないようにしましょう。原因④:フレキシブルケーブルが破損しているフレキシブルケーブルとは、3DSの上画面とした画面を連結しているパーツ・ケーブルのことです。このケーブルが断線すると、電源が点かなくなります。フレキシブルケーブルが破損・断線は、3DS本体の上画面と下画面を大きく開きすぎてしまった際に起こりやすくなります。逆に言えば、上下のディスプレイの角度にさえ気を付けていれば、電源が落ちることはありません。一方、3DSでゲームをプレイされているとわかるのですが、上下の画面を大きく開けないとゲームに大きな支障が出てしまいます。フレキシブルケーブルが破損・断線した場合は、自分での修理は困難です。 業者に修理してもらうか、本体の買い替えを検討しましょう。原因⑤:バッテリーを充電している場所の気温が適切でない 3DSに限らず、電子機器に使用されているバッテリーには、快適に動作する環境がある程度決まっています。バッテリーパックの場合、正常に動作する気温は5~35度です。この気温の範囲外でバッテリーを充電・使用すると、3DSが正常に動作しないことがあります。具体的には、充電されない・充電の減りが速い・そもそも動作しないといった症状が出ます。3DSを使用する際は、適温範囲内で使用するようにしましょう。特に高温環境化で使用していた場合、バッテリーパックが膨張し、発火や爆発を引き起こすおそれがあります。早急にバッテリーパックの交換と処分を行いましょう。原因⑥:充電用のACアダプタが断線している3DSを充電する際は、専用のACアダプタを使用します。このACアダプタのケーブルが破損していると正常な充電ができず、3DSが起動しないことになります。このケースは3DS本体ではなく、ACアダプタ側に問題があります。その場合はACアダプタを買い替えれば済むので、費用を抑えることができます。ACアダプタを保管する際、ケーブルが絡まったまま、保管していたり、ACアダプタやプラグの根元まで強く折り曲げてしまったりすると、ケーブルが断線しやすくなります。ACアダプタに「充電スピードが遅い」「充電できるときとできないときがある」などの不調がみられたら、まず断線を疑いましょう。原因⑦:SDメモリーカードが故障しているSDカードに不具合がある場合にも、3DSが起動しない症状がでることがあります。SDカード本体が故障していることが考えられるため、そちらを確認してみましょう。SDカードが原因で起動しない場合、SDカードを抜いてから電源を入れれば起動するようになります。またSDカードの接触不良も考えられるので、電源を切ってからSDカードを抜き差ししてみましょう。それでも電源がつかないなら…ゲームホスピタルにご相談くださいここまで3DSが起動しない場合の対処法をご紹介しましたが、すべての方法を試しても電源が点かない場合は、修理を依頼することになります。自分で修理すること自体は可能ですが、不慣れな人には、かなりハードルが高いです。修理はプロに依頼しましょう。3DSの修理をご検討されているなら、ゲームホスピタルにお問い合わせください。故障個所がわからない場合でも、お電話またはお見積りフォームからお問い合わせいただければお答えいたします。バッテリー交換の場合、最短30分でお受けすることができます。交換用バッテリーも、全機種PSEマークの表示がある、電気用品安全法上の技術基準に適合した高品質バッテリーを取り扱っております。また任天堂公式で修理受付が終了している機種でも、修理依頼をお受けいたします。お手元の3DSが起動しない場合は、ぜひ一度、ゲームホスピタルまでお問い合わせください。まとめ3DSが起動しない原因は多々あり、症状によって対処法が異なります。まずお手元の3DSの電源ランプ・充電の際の挙動などを確認し、症状を特定しましょう。