分解画像付き!Joy-Con(L)のアナログスティック交換
2020.08.13 修理速報 SwitchJoy-Con スティック修理 , Nintendo Switch
本日は、Switch Joy-Conのアナログスティック交換修理をご依頼いただきました。
普段から本当に多いご依頼となっており、ほぼ毎日のように修理を行っています。
今回は、分解画像も合わせて修理をご紹介いたします!
※分解作業は自己責任の上で行ってください。
本記事によって生じたいかなる損害に対しても一切責任を負いません。
修理前の症状
今回問題となっていたのは左側のJoy-Conです。
スティックを触っていない状態でも勝手に動いてしまうというもので、
思う様に操作ができず、ゲームもまともに遊べない状態でした。
ドリフト現象とも呼ばれる症状で、Joy-Conでは避けられない問題になっています。
多くの場合はアナログスティック部品の交換によって修理が可能です。
今回は30分ほどお時間をいただいて交換作業をさせていただきました。
分解手順1 背面カバーの取り外し
Joy-Conの裏側にある4本のネジを外します。
トライポイントネジのため、専用のドライバーが必要です。
ネジを外した後、Joy-Conのフレームの上下の境目からSL/SRボタンの方へ開きます。
SL/SRボタン部分にケーブルがありますので、逆方向へ開こうとすると断線する危険があります。
このケーブルは今は取り外す事ができませんので、
負荷が掛かって傷まないように注意して分解していきます。
※今回は左側のJoy-Conです。右側のJoy-Conでは内部構造が異なるのでご注意ください。
分解手順2 バッテリー&フレームの取り外し
中央にあるバッテリーを取り外します。
フレームに両面テープで貼りついていますので、
ヘラなどを使って起こすことで取り出すことができます。
コネクターが小さく脆いため、取り外しにも注意が必要です。
バッテリーを外した後は、その裏にある4本のネジのうち、
左上と右下のネジを外します。(プラスネジ)
また、バッテリーのコネクターの右側にあるネジも外します。
3本のネジを外すと、バッテリーが貼りついていた内部フレームを右側に開きます。
ZLボタンのケーブルが繋がっているため、断線させないように注意しつつ外します。
バッテリー以外のコネクターはラッチ式のため、破損しやすいので要注意です。
ツメを垂直まで起こして、ケーブルを真っすぐ引き抜きます。
SL/SRボタンのケーブルと、本体接続用のコネクターケーブルも外します。
これでJoy-Conの基板部分と不要なフレーム部分を切り離すことができました。
分解手順3 アナログスティックの交換
あとはアナログスティックを交換するだけとなりました。
アナログスティックは2本のプラスネジで固定されていますが、
そのうちの1本がL/マイナスボタンケーブルの下にあるため、このケーブルを外しておきます。
2本のネジとアナログスティックのケーブルを外したら、
スティックの土台部分をつかんで上に引き抜きます。
空いた穴に新しいアナログスティック部品を取り付け、逆の手順で組み立てていきます。
裏のカバーを閉じる直前まで組み立てました。
バッテリーを取り付けた後、1つボタンを押してLEDが点滅するか確認しておきます。
光っていればしっかり通電しているので問題ありませんが、
光らない場合はSL/SRボタンケーブルや、バッテリーの取り付けに問題がある可能性があります。
ということで、アナログスティックの交換が完了しました。
あとは実際のSwitchに接続して、しっかり動かす事ができるか確認します。
アナログスティック交換修理完了後
修理後は、触れていない状態では中央部分に留まるようになり、勝手に動く事はなくなりました。
上下左右の方向入力も問題ないことを確認し、修理完了です!
ひとつひとつ写真を取りながら修理をしていたので、
いつもよりも時間がかかってしまいましたが、30分少々の作業時間でした。
交換作業の難易度はそこまで高くありませんが、
どうしても細く薄いケーブルが多いので断線する危険は常にある作業です。
自己修理を失敗してしまったというお客様がいらっしゃられる場合もあるので、
自信が無い場合は無理せず修理をご依頼いただくことをおすすめいたします。
スマホスピタル 名古屋金山店 店舗情報
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