3DS画面を開くと電源が落ちる・・・フレックスケーブル交換で直りました。
2022.03.02 修理速報 スピーカーフレックス交換修理 , 3DS
3DSの修理をご紹介していきます。
故障の内容は、画面を開いて動かしたりすると電源が落ちてしまうという症状が出ていてあんまり使えなくなってしまったというものでした。
すぐに電源が落ちてお困りという事で修理をご依頼いただきました。
修理を行ったのはこちらの3DS アクアブルーの端末。
確認させていただいたところ電源は点くのですが画面が動くと電源がプツっと落ちてしまう状態でした。
詳しく調べてみてみなければ正確には判断出来ませんが、動かしたら電源が落ちてしまう症状からすると恐らく上下画面の連結部分を通っているフレックスケーブルという部品にダメージがあるのではないかと思います。
こちらがフレックスケーブルという部品です。
上画面のスピーカーにも繋がっているのでスピーカーフレックスと呼ばれたりもしますね。
それでは実際の修理に移っていきたいと思います。
まずは分解から。
フレックスケーブルなどを見ていくためには一度基板を取り外さなければいけません。
ネジやケーブル類を外して基板を取り出しました。
続いて、上下画面を分けていくのですが上画面の表側から分解をしていきます。
上画面のパネルが結構しっかりと接着テープで固定されているのですが、これを外していきました。
パネルを剥がすと見えるネジを外して、上画面のバックカバーを外します。
上画面のバックカバーが取れればヒンジ部品が動かせるようになり、上画面を分ける事が出来ました。
下に見えているのが問題のフレックスケーブル。
上下画面の連結部分には4本の配線が通っているのですが、このフレックスケーブルが一番外側に配置されている関係で、一番先に経年劣化のダメージが来てしまうのがこの部品という訳ですね。
ハンダ作業を行ってスピーカーを新しいフレックスケーブルに移植します。
この新しいフレックスケーブルを使って組み上げを行い、動作テストをしていきました。
フレックスケーブル交換後の3DSは起動後に画面を動かしても電源は落ちることなく、問題無く動く事を確認出来ました!
今回の3DSは起動は出来るけど動かすと電源が落ちてしまうというものでしたが、もう少し劣化が進行すると電源すら入らなくなってしまっていたと思います。
もしそうなってからでも同じ内容で修理することは出来ますのでご安心ください。
まだまだ部品のお取り扱いはありますので3DSの事でお困りでしたらご依頼いただければと思います。
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