充電ができなくなってしまった任天堂switch liteの修理
2022.06.13 修理速報 Lite 充電口 修理 , Nintendo Switch Lite
本日は、充電が出来なくなってしまったswitch Liteの修理についてです。
充電が出来なくなる原因としては、充電ケーブルの断線や充電口部品の物理的破損、基板との接点部分のはんだクラック、基板上の充電系のICチップなどの破損が考えられます。
充電ケーブルは、他のケーブルや他のswitchなどで充電できるかをご自身でもお試し頂くことが可能かと思いますが、充電口部品の交換やICチップなどの交換ともなるとかなり難しい作業となりますので、当店のような修理店へお持ち頂くことになるかと思います。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは、外装カバーや内部の金属フレームを外すところからです。
Switch Liteは外装カバーをはめ込むようにしてからネジ止めされているので、Switchと比べるとちょっとだけ分解にコツが要ります。
まぁ、構造を把握してしまえば、そこまで難しいものでもないですけどね。
内部の基板が見えるところまで分解したら、バッテリーのコネクタを外して、基板を取り外します。
基板の取り外しには、ヒートシンクや冷却ファン、ゲームカードスロットにスピーカーなどを全て外していく必要があるので、ちょっと手間がかかりますね。
基板の取り外しが済めば、本題の充電口の部品の交換となります。
基板側との接点部分が部品によって隠れてしまっているため、はんだごてなどでは取り外しが出来ません。
そのため、ヒートガンを用いて、取り外しを行うのですが、この際に他の部品が取れてしまわないように注意して作業する必要があります。
取り外して、新しい部品を取り付ける際もヒートガンを用いて行うことになります。
取り付けの際に基板との接点部分がずれてしまうと充電が上手く出来ないため、一度取り付けて駄目だった場合でももう一度だけ付け直してみて、確認をします。
そのため、修理時間は1~2時間ほど頂くことになります。
今回は、1発で取り付け成功!
仮組み状態で充電が確認出来ましたので、元通り組み立て直して、再度動作確認。
充電%が溜まるのも確認出来ましたので、これにて修理完了です。
switch系統の充電口部品はその修理難度から、修理費用が結構高額になってしまいます。
そのくせ、割と壊れやすいのか修理依頼の多いところでもあります。
経年劣化に伴う内部ICチップなどのショートはともかく、物理的な破損については、その取り扱い次第で防げる部分でもあります。
小さなお子様などが使用されるのであれば難しいかもしれませんが、充電口の抜き差しは優しくを心掛けて頂ければと思います。
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