本体側のレールを固定するネジが空転して、ジョイコンがぐらぐら状態のswitchの修理について
2024.12.17 修理速報 Switch ミドルフレーム交換 , Nintendo Switch
本日は、本体側のレールのネジの留め具が壊れてしまって、挿したジョイコンがぐらぐらになってしまうswitchの修理です。
本体側のレールを留めておくネジは5本あるので、3本くらい残っていれば、そのまま騙し騙しでも使えないことはないのですが…
ネジ2本が紛失、残った3本も空転しており、全く機能していない状態でした。
このままだとレールが外れて、配線が切れてしまってもおかしくありません。
また、ジョイコンを挿した状態で遊ぶのもままならないので、修理をご依頼頂けることになりました。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
本体レールの留め具をどうにかするには、ミドルフレームと呼ばれる部品を交換する必要があります。
このミドルフレームに全ての部品が乗っかっている構造となるため、かなり手間のかかる修理となりますね。
基本的には、外せる部品を全て外して、元にあった通りに組み立てるだけです。
ほとんどの部品はネジで留まっているものを取り外して、ケーブルやコネクタを外してという作業で良いのですが、画面部品やタッチパネルの取り外しが少々分かりづらそうなので、ココを少し説明しておきましょう。
タッチパネルを取り外す際は、タッチパネルの縁のところに両面テープが貼られているので、そちらをヒートガンなどで少々温めてから、ヘラなどを使って持ち上げて、少しずつ剥がしていくことになります。
作業の過程上、保護ガラスや保護フィルムが貼ってある場合、割れてしまったり、空気が入り込んでしまったりする可能性があります。
また、タッチパネルの裏側に液晶画面を固定するための両面テープが貼ってある場合もあります。
その場合、タッチパネルを剥がす際に液晶画面もくっついてくるので、慎重に剥がすようにしないと液晶画面が割れてしまう恐れ有り!
要注意箇所ですね。
もう一つ要注意箇所として挙げられるのが、バッテリーの取り外しです。
バッテリーは、かなり強力な両面テープで固定されています。
無理矢理外そうとすると、裏側にある液晶画面にダメージを与えてしまうこともございますので、手順としては画面を取り外してからバッテリーを取り外す方が良いでしょう。
また、取り外し時には、無水エタノールなどをバッテリーが収まっている枠内に入れて、両面テープの粘着力を落としてから取り外しにかかるのが良いです。
金属のヘラなどを使って無理矢理取り外すと、バッテリーが変形したりして、最悪火を噴きかねません。
この2点以外は特に難しいところもないとは思いますが、途中途中で写真を撮りながら作業すると、組み立て時に見返しながら作業できます。
DIY修理される方は参考にして頂ければと思います。
修理完了品はこちらです。
ネジが2本ほど足りなかったので、こちらはおまけして付けておいてあります。
これでジョイコンがぐらつかなくなったので、手持ちでもストレスなく遊べるようになりました。
今回の修理は、ほぼ全ての部品の移植作業となるので、60分くらいはかかる修理となります。
とはいえ、即日で修理&ご返却も可能な故障個所です。
同様の症状でお困りの際には、お気軽にご相談して頂けましたらと思います。
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