本日は、電源を入れてもすぐにプツンという音と共に電源が落ちてしまう2DSの修理についてです。
依頼主の方は、以前ご友人に修理をお願いしていたようでしたが、修理が出来ず…
修理を諦めていたところ、当店に辿りついて、修理をご依頼して頂けることになりました。
今回のようなプツンという音とともに電源が落ちる症状は、3DSだと液晶画面やカメラのケーブルの断線によるものが多いです。
2DSだと画面の開閉がないので、断線というよりは部品の故障の可能性が高いと思われます。
ご友人がどの部品を交換したのかが分かれば、原因の推定がしやすかったのですが、そこまでは分からないとのことでしたので、分解して内部を確認してみることとします。
まずはバッテリーカバーを取り外して、バッテリーを取り外し、外装カバーを取り外してしまいます。
外装カバーの取り外し時には、外装カバー側にカメラ部品がくっついているので、ケーブルを断線しないように要注意!
と思っていたのですが、外装カバーを取り外した段階で既にカメラケーブルが千切れておりました。
千切れた先もないとは…
こうなるとカメラのケーブルの断線が原因かと思いきや、更にタッチパネルと液晶画面、スライドパッドのケーブルを固定しているラッチと呼ばれる部品が破損しております。
液晶画面の信号が入っていないのは大問題ですね。
ひとまず、このラッチを交換して、固定されていなかった液晶画面とタッチパネル、スライドパッドのケーブルを固定。
カメラは互換部品が流通していないようなので、ひとまずこの状態で起動出来るかどうかを確認します。
…無事起動致しました。
カメラのケーブルが繋がっていない状態なので、カメラを起動するとエラーが生じてしまいますが、このままでもゲームなどは問題なく起動できますので、カメラは交換せずに修理完了です。
自己修理は、その機器に対する知識とある程度の技術があれば、修理費用を部品代程度に抑えることが出来ますが、下調べや技術が不足していると故障個所を広げてしまう恐れや最悪修理不可になってしまう恐れもございます。
最悪、失敗した時には買い換えるという方であれば特に問題ないかと思いますが、そうでないのであれば、当店のような修理店へお持ち頂くのが一番かと思います。
それでも予算的にご自身でするしかないという場合は、入念な下調べをしてから作業を行うようにして頂ければと思います。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
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