【症状別】Switchに多い故障とその原因とは?対処法を解説!
2024.11.05 機種別お役立ち Nintendo Switch SwitchJoy-Con スティック修理
Switchは、思わぬことがきっかけで不具合が発生したり、動かなくなったりことがあります。この記事では、Switchがどのような原因で故障するのか、修理はどこに依頼すれば良いのかについて紹介します。
【Switchの故障】よくある故障の原因とその改善策
まずは、Switch本体のよくある故障と、その原因を見てみましょう。
一般的に、Switchは約800回の充電で新品の80%ほどに、Joy-Conは約500回の充電で新品の80%ほどに寿命が減るといわれています。また、使い方にも左右されるため、故障しやすい状況をよく理解しておきましょう。
電源が入らない
Switchの故障で多いのは、電源ボタンを押しても電源が入らないケースです。
電源が入らなくなる主な2つの原因と対処法を紹介します。
原因1.充電が切れている
電源が入らないのは、本体が充電されておらず、内蔵のバッテリーが空になっているのかもしれません。この場合、充電すれば電源が入るようになります。
任天堂の公式サイトによると、Switchのフル充電にかかる時間は、スリープの状態で約3時間です。
充電の状態は、HOME画面の右上に表示されるバッテリーアイコンで確認できますが、電源が入っていないと、確認することができません。
どの方法で充電する場合でも、確実に本体を接続するようにしましょう。
原因2.水没させてしまった
もしも、症状が出る前に水没させたことがあるなら、本体内部の基盤が腐食したり、ショートしたりするなどして、電源が入らなくなっている可能性があります。
この場合は、充電しても症状は改善しません。問題のある箇所を修理するか、買い替えが必要です。
改善策1.メンテナンスモードで起動する
改めて充電しても電源が入らない場合は、メンテナンスモードで再起動をしてください。メンテナンスモードにしておけば、本体保存メモリーのセーブデータを残したまま本体を初期化できます。
次の手順でメンテナンスモードに切り替えて、再起動をしましょう。
1.本体の音量ボタン「+」と「-」を同時に押す
2.音量ボタンを押し続けながら、電源ボタンを押す
3.画面に「メンテナンスモード」と表示されたら、「セーブデータを残して初期化」を選択して再起動する
改善策2.バッテリーを交換する
Switchのバッテリーは2年ほどで劣化します。劣化したバッテリーを使い続けると、充電の減りが早くなったり電源がつかなくなったりする可能性があるため、交換を検討してください。
バッテリーはWebサイトで専用キットを購入できます。バッテリー交換が不安な方は修理店に依頼するのもひとつの手です。
充電ができていない
充電したつもりなのに、バッテリーの残量が増えていない場合は、何らかの原因で正常に充電できていない可能性があります。
原因1.充電口の破損
Switchは本体の下部に充電口となるUSB Type-Cの端子があり、いずれの方法でも必ずこの端子と接続します。
しかし、ドックや充電スタンドの抜き差しを何度も繰り返すと、端子が歪んだり摩耗したりするなどして、正常に充電できなくなることがあります。
充電口の破損は、部品の交換で対応するのが基本です。ただし、充電口の破損によって基板もショートしている場合は、基板の修理や交換も必要になります。
原因2.充電ケーブルの問題
Switchは、公式サイトで案内している方法のほかに、USBケーブルを接続して電源タップやモバイルバッテリーなどから充電することも可能です。
しかし、これらの方法でも充電ができないのであれば、ケーブルが断線している可能性があります。
断線の場合は、ほかのケーブルに替えると充電できるようになります。一部の低品質なケーブルは断線しやすいので、できるだけ純正のものを使うようにしましょう。
改善策1.Switch本体を強制終了&再起動する
充電ができない場合は、いったんSwitch本体を強制終了してから再起動しましょう。不具合がリセットされて、充電できるようになる可能性があります。
強制終了と再起動は、次の手順ですすめてください。
1.電源ボタンを12秒以上長押しして、完全に本体の電源を切る
2.改めて電源を入れ、充電ができるか確認する
改善策2.一度放電させてから充電する
ACアダプターをSwitch本体とコンセントから取り外し、そのまま20秒以上放置しましょう。Switch内に溜まった電気が放出され、動作が正常に戻ることがあります。
放電後に改めてACアダプターを接続し直して、充電できるか確認してください。
ゲームカード(ソフト)を差し込んでも反応しない
Switchは、本体の右上にあるゲームカードスロットに「ゲームカード」を差し込んで、そのゲームをプレイすることができます。
しかし、何らかの不具合があると「ゲームカードが読み込めませんでした」という表示が出てしまい、ゲームがプレイできなくなります。
原因1.ゲームカードスロットの不具合
Switchのゲームカードスロットの奥には端子があり、それがゲームカード裏面の端子と接続することで、データの読み込みが行われます。
しかし、何度も抜き差しを繰り返して端子が摩耗すると、正常な接続ができなくなりゲームカードを読み込めなくなってしまいます。
ほかにも、ゲームカードを逆向きに差し込んだり、綿棒などを差し込んで無理に掃除したりするといったことも、破損の原因となります。
この場合は、ゲームカードスロットの交換で不具合を解消できます。
原因2.ゲームカードの汚れ
ゲームカードスロットが、ほかのゲームカードを読み込めるのであれば、ゲームカード側に問題があるかもしれません。
たとえば、ゲームカード裏面の端子の汚れなどです。こうした汚れは、柔らかいクロスに接点洗浄剤をつけて拭くと落とせます。
また、ゲームカードにホコリやゴミが付着していたり破損していたりすると、データを読み込めないだけでなく、ゲームカードスロットの破損につながる場合があります。ホコリやゴミは取り除けば良いですが、破損しているのであれば、そのゲームカードを使うのは避けましょう。
ゲームカードの汚れは、綿棒で掃除できます。特にゲームカード裏面の端子に付着しやすいのは、指紋や皮脂の汚れです。汚れがひどい場合は、綿棒にアルコールを少し含ませて掃除をしてください。
金属部分を壊さないように、丁寧に拭き取るのがポイントです。汚れが取れたら1分以上放置し、しっかりアルコール分を乾燥させましょう。
Switchがテレビに映らない
Switch本体には電源が入っても、接続しているテレビに映らないことがあります。Switch本体の不具合やHDMIケーブルの断線の疑いもあるため、まずは、正しい接続方法でつなぎ直しましょう。不具合が改善されて、テレビに映るようになる可能性があります。
Switchをテレビに正しく接続する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
「【Switchがテレビに映らない】故障を疑う前に正しい手順を!」
SwitchのJoy-Con(ジョイコン)の故障と原因
次は、Switchのコントローラー「Joy-Con」が故障する原因を見てみましょう。
スティックが勝手に動く
Joy-Conのパーツの中でも、特に壊れやすいのがスティックです。360度に動き、押し込むとボタンにもなりますが、それだけに負荷もかかりやすいです。
動かしていないのに勝手にカーソルやキャラクターが動くようであれば、スティックに不具合や故障があるかもしれません。
原因1.動作不良を起こしている
まず考えられるのは、スティックの動作不良です。
ただし、一時的な不具合の可能性もあるので、以下の方法を試してみましょう。
・Joy-Conの側面についている「シンクロボタン」を何度か短く押す。
・HOMEの「設定」→「コントローラーとセンサー」から、「スティックの補正」を試す。
Joy-Conのスティックの操作が反映されないときは、補正が必要です。HOMEメニューの「設定」から「コントローラーとセンサー」を選び、続いて「スティックの補正」を選択しましょう。
あとは画面の指示にしたがって、スティックを動かしながら反応を見ていきます。最終的に画面で「補正する」を選択して、動作の確認をしてください。
・同じく「コントローラーとセンサー」から、「ジャイロセンサーの補正」を試す。
プレイ中に視点や照準がずれる場合は、ジャイロセンサーの補正で改善できるかもしれません。ゲーム途中にソフトを起動したまま、Joy-Conを平らな場所に置いて待ちましょう。5秒ほどJoy-Conを放置するだけでジャイロセンサーを補正できます。
また、Switch本体のHOMEメニューの設定画面から「コントローラーとセンサー」、「ジャイロセンサーの補正」を選択して補正するやり方もあります。
・同じく「コントローラーとセンサー」から、「コントローラーとの通信を切る」で、Joy-Conの登録を解除し、再度本体に接続して登録する。
上記の方法を試しても改善しない場合は、スティックそのものが壊れている可能性が高いです。「スティックのプラスチックが内部に入り込んでいる」「センサーが故障している」などが、代表的なスティックの故障です。
原因2.スティックの根元が曲がっている
スティックの根本が曲がってしまうことも、動作不良を引き起こしてしまいます。「Joy-Conを踏んでしまう」「かばんの中などに強い力で押し込む」などの原因により、スティックが曲がってしまうことがあります。
スティックが曲がってしまった場合は、ユニットの交換を行うことで解決できます。
Joy-Conを本体に取り付けても認識しない
「Joy-Conは動くけど、本体に取り付けても認識しない」というケースです。
Switchは、「設定」の「コントローラー」で、Joy-Conの接続状況を視覚的に確認できます。認識していないと、Joy-Conの色が無色のままです。
原因1.接続部分(スライドレール)の不良
もしも、本体から外した状態で認識されているなら、「スライドレール」という接続部分に問題がある可能性があります。
たとえば、ホコリやゴミが溜まっていたり、何らかの原因で端子が腐食していたりするなどです。
ほかのJoy-Conと接続して認識するのであればJoy-Con側、認識しなければ本体側のスライドレールに問題があります。
まずは、ホコリやゴミを取り除き、接点洗浄剤をつけた柔らかいクロスで端子を拭いてみましょう。それで改善しなければ、修理に出すのがおすすめです。
原因2.バッテリーの不良
Joy-Conにはバッテリーが内蔵されており、本体や別売の充電グリップと接続すると充電されます。しかし、バッテリーに不具合があったり、劣化していたりすると、接続しても充電されません。
そのままJoy-Conのバッテリーを使い果たしてしまうと、本体に認識されなくなってしまいます。
この場合は、バッテリーの交換で改善するでしょう。
Switchが故障したらどこに依頼すれば良い?
では、Switchが故障したら、どこに修理を依頼すれば良いのでしょうか。
メーカーに修理を依頼する
任天堂では、故障したSwitchやJoy-Conの修理を受け付けています。オンラインで手続きを行い、修理品や保証書を宅配便でサービスセンターに送るという流れです。保証期間内であれば着払いで送れますが、そうでなければ元払いとなります。
保証期間内に正しい使い方をして故障したのであれば、修理代金は無料です。
しかし、「保証期間を過ぎている」「故意や過失によって故障した」といったケースであれば、本体は最大で13,200円、Joy-Conは1本につき2,200円かかります。
まずは、任天堂HPの「オンライン修理受付」のページから、ニンテンドーアカウント情報を入力して修理を申し込みましょう。あとは指示にしたがってSwitchをサービスセンターに発送し、見積りがメールで送られて来たら、承諾することで修理が始まります。
見積もりがメールで送られて来たら、承諾することで修理が始まります。完了するまでの日数は10~14日です。その後、宅配便で返送され、修理代金が発生する場合は代金引換での受け取りとなります。支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネーは使えません。
街の修理店に修理を依頼する
Switchの修理は、街の修理専門店でも受け付けています。任天堂のサービスセンターとの違いは、修理期間が短く、基板を交換しない限り、本体のデータを残したまま修理が可能なところです。故障内容によっては安価で修理できる場合もあります。
ただし、メーカーの保証期間内に正規店以外へ修理を依頼した場合、それ以降の保証は無効になってしまいます。まだ保証期間内であるなら、公式のサービスセンターに依頼するほうが良いでしょう。
ゲームホスピタルでも、Switchの修理を受け付けております。全国各地に店舗があり、持ち込みでのご依頼も可能です。
Switch修理のご依頼が大変増えております。、修理パーツの確保に努めておりますが、当日にパーツが無くなってしまう事もございます、事前にご連絡いただいてパーツを確保、もしくは取り寄せさせていただく流れが一番安全かと思います。
故障内容によっては即日の修理もできます。Switchの故障でお悩みの際は、お気軽にゲームホスピタルまでご相談ください。
まとめ
Switchが故障するのは、本体やJoy-Conの不良や破損が主な原因です。
修理は任天堂のサービスセンターや街の修理店で受け付けています。保証期間内であれば前者、急いで修理したいときや保証期間外であれば、後者で修理するのがおすすめです。
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