今一番ホットなゲーム機といえば「Nintendo Switch」大人にも子供にも大人気の、世界最強と言っても過言ではないゲーム機、それがSwitchなんですね!本体は持ち運びも可能なサイズ感ですが、付属のドックに接続すればTVに映像を出力して遊ぶこともできるという、携帯ゲーム機と据え置きゲーム機のいいとこどりの特徴を併せ持っているのは皆さんもご存知のとおり。しかし、どうやらSwitchにはいくつか欠点もある様子。そのうちの1つとして有名なのが「本体の温度が上がって不具合を起こす」という話です。今回は、Switchの本体温度が上がってしまう原因と、その対策をお話しします。Switchの本体温度が上がってしまう原因とは?冒頭のとおり、Switch本体の温度が上昇することがあります。Switchをプレイ中に熱を感じて、驚いたことがある人もいるのではないでしょうか。Switchが熱くなった際に正しく対処するためには、原因を知ることが大切です。ここでは、Switch本体の温度が高くなる原因を紹介します。①「構造上の問題」Switchのドックは隙間があまりなく、熱がこもりやすいことで有名です。その熱のこもりっぷりは中々厄介なようで、外部のメーカーが外付けの冷却ファンや冷えやすいドックを発売しているほど。構造上の欠陥じゃないか?という気もしなくはないのですが、任天堂がこれを改善したりする様子はないため、ユーザーが各自で対策しなければならないのが現状です。②「長時間プレイを続けている」先ほど説明したように、Switchのような精密機器は動作の際に熱を放出します。特にグラフィックの表示処理にはかなりのエネルギーを使いますので、TVモードで1日中ゲームをしているような使い方は、それだけ本体に熱ダメージを加えてしまうことになります。Switch本体の寿命を延ばすためにも、プレイヤーの健康のためにも、2時間に1回程度、定期的に休憩時間を設けることをおすすめします。③「内部にホコリが溜まり、冷却性能が低下している」Switchの冷却システムは①内蔵された冷却ファンを回転し、空気の流れを発生させる②吸気口から空気が取り込まれる③排気口から空気と一緒に熱が排出されるという仕組みになっています。空気を取り込んだり吐き出したりする都合上、吸気口も排気口も、どうしてもホコリが詰まりがちです。こちらは、排熱問題でお困りのお客様のSwitchを分解し、吸気口付近を撮影した写真です。約2年程お使いで、一度もクリーニングをしていないということでした。ホコリまみれですね…。排気口にあるスリットを見てみると、同様にホコリだらけ。なお、スリットのさらに奥にある冷却ファンを見てみると…入り口にある灰色のワタ状の物体は、すべてホコリでした…。これだけのホコリが空気の流れを邪魔していたら、冷却がうまくできなくなっても不思議ではありませんね…。④「気温の高い場所で使用している」Switchの使用環境が高温だと本体が熱くなることがあります。室内温度が高かったり、風通しの悪い場所に設置したりしていると、Switch本体の温度が上がりやすいです。特に夏はエアコンのない場所で使うと熱くなりやすいです。そのため、Switchは5~35℃程度の室温が保てる場所での使用が推奨されています。また、Switchをテレビ台の棚など風とおしの悪い場所に置いていないか確認してみてください。Switchの場所を変えたりして、熱がこもらない工夫をしましょう。⑤「吸気口や排気口を塞いでいる」Switchは、本体の熱を吸気口や排気口から逃がすことで高温状態になることを防いでいます。吸気口や排気口がふさがれていると、熱を逃がせずに本体温度が高くなる場合があります。本体から10cm以内の場所に物を置かないようにしましょう。また、設置場所に気を配るだけではなく、ホコリやごみが付着しないようこまめに掃除をするのが大切です。⑥「処理データ量の大きいゲームをプレイしている」データ総量が多いゲームソフトで遊んでいると、莫大なデータ処理をSwitchが行うことになります。CPUやグラフィックに負担がかかり、熱を帯びることにつながります。加えて、データ総量の多いゲームソフトを長時間遊ぶと、本体の温度が高くなりやすいため、適度に休憩をはさみましょう。Switchの本体温度が高くなったときの対処法熱いSwitchを処理せずに放置すると、下記のようなトラブルが起こるおそれがあります。・フリーズする・動作が遅くなる・本体が曲がるSwitch本体の熱を逃がしながら遊べるように、普段から気をつけておくことが必要です。また、適切な対処法も知っておくと、突然熱くなったときに慌てずに済みます。遊んでいるときにSwitchが熱くなったときは、以下の方法を試してみましょう。Switchを冷やす電源を切って本体が冷めるまで待つのが、最もお金と手間がかからない簡単な対処法です。少しでも熱くなってきたと感じたら、すぐに電源を切りましょう。また、扇風機の冷風を当てるのもおすすめです。扇風機がなければ、小さなハンディファンやエアコンの風でも問題ありません。とにかく風を本体に当てて、熱を冷ますようにしましょう。熱くなるのが不安だという人は、携帯冷却ファンなど、Switchの熱対策ができるアイテムもあるので、用意しておくと良いでしょう。ホコリを掃除機で取り除く吸気口や排気口に付着したホコリも、Switchにとっては大敵です。熱を逃がすところをホコリでふさがれてしまうので、本体に熱がこもりやすくなってしまうのです。吸気口や排気口にホコリが溜まっている場合は、掃除機などで取り除くと良いでしょう。その際は、内部にホコリが入らないように注意が必要です。ドックの側面カバーを開けるテレビに映してSwitchで遊ぶときは、本体をドックに接続した状態で遊びます。Switchはドックに接続したままだと、本体の吸気口がふさがれるので、本体に熱がこもりやすくなってしまうのです。テレビに映して遊ぶときは、ドックのカバーを上げて吸気口を露出させることで冷却機能の低下を防ぐことができます。さらに、カバーを開けたまま扇風機などで冷風を送り込むと、より効率的に内部を冷やすことができるのです。テレビに映して遊ぶことが多い人は、こうした方法も知っておくと良いでしょう。新型に買い替える旧型のSwitchの場合、「少し遊んだらすぐに熱くなってしまう…」と感じる人が多いです、新型のほうが、発熱が少ないといわれているので、気になる人は買い替えるのも良いかもしれません。新型になると、バッテリーの持ちが良くなっているなどのメリットもあります。旧型よりも、省エネに配慮した構造になっている可能性が高いです。そのため、新型のSwitchのほうが、本体が熱くなりにくいと考えられています。ただし、こうした情報はユーザーの感じ方によるものであり、任天堂から公式に発表されているものではありません。クリーニング・修理を検討する今回紹介した対処法を試してもなかなか本体が冷えない場合や、冷えてもまた頻繁に熱くなる場合は、Switch本体のクリーニングを検討してはいかがでしょうか。目には見えないホコリが動作を邪魔していたり、予想と異なる場所にホコリが溜まっていたりする可能性があります。扇風機で冷却したり、こまめに電源を切ったりして熱くならないように予防をしていても、熱いまま症状が改善しない場合は、故障の可能性が高いです。故障していたら、いくら冷却しても症状が改善しません。さまざまな対策を試しても一向に改善しない場合は、修理を検討しましょう。ただし、自分で改造して修理をした製品は、正規品と見てもらえず、今後修理を断られる可能性があります。必ず正規の修理店に見てもらいましょう。まとめゲームホスピタル天王寺ミオ店では、Switchの内部クリーニングも行っております。特に夏場は温度上昇すると勝手にスリープする原因となります。快適なゲーム三昧の夏休みを堪能する為にクリーニングも非常にオススメです。購入から半年~1年で使用頻度や保管場所(ドックの設置場所)によっては本記事の写真の様なホコリが溜まっている可能性はかなり高いです! 本体だけではなくジョイコンやドック(充電口)など付属品もクリーニング可能なので、お気軽にお持ち込みくださいませ。また、ゲームホスピタル天王寺ミオ店では、冷却ファンの交換修理なども行っています。Switch周辺機器の修理やクリーニングは、ぜひお近くのゲームホスピタルまでご相談ください。 更新日:2024/07/30